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August.2014.08


お土産に常陸野ネストビール!
2014年8月28日

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ShotBarピーポッポがパワースポット!?
2014年8月26日

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酷暑から晩夏の匂い
2014年8月22日

午後4時半、外に出ると青空が広がり、強い陽光が降り注いでいた。
空には鰯雲のような、白い雲が輝いている。
なだらかな下り道を行くと、緑深い公園の前に出る。

公園の樹々は陰翳を深くし、木漏れ日が大地に、斑模様を描いていた。
アブラゼミの大合唱の中、ミンミンゼミが色を添える。
するとツクツクボウシが、忙しない鳴きを残し、飛び去って行った。

その声を聴くとす、すでに秋が近いことを教えてくれる。
すると目の前を、アゲハ蝶が優雅に、飛び去って行った。
武蔵野の面影を残す高島平・赤塚公園は、豊かな自然に溢れている。

武蔵野の象徴、欅並木の日影の歩道を歩く。
未だ厳しい陽光を遮る日影は、柔らかな木香も漂い、吹きわたる風も爽やかである。
すでに夏の酷暑は去り、名残の夏が近づいているのであろうか。




秩父の夏は盆送りの花火で過ぎゆく
2014年8月20日

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Mさんの誕生日に、オリジナル・カクテル
2014年8月19日

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夏休みのお知らせ
15(金)〜17(日)まで休みます。
18(月)より平常通り営業いたします。
天候激変のこの頃、
健康にご留意ください!

ShotBarピーポッポ

本日14(木)は営業しております!(^_^)





田山花袋『東京近郊一日の行楽』と東京の変貌
2014年8月13日

明治から昭和にかけての文豪・田山花袋(1872年 - 1930年)著『東京近郊一日の行楽』を読んでいる。
明治から大正時代初期に及ぶ、東京の近郊風景が描かれている。
旅や散歩をこよなく愛する田山花袋が、東京が丘陵や谷や野原や沼沢に溢れる幽邃の地であったことを教えてくれる。

すると懐かしい地名が出て来た。
それは現在の世田谷区粕谷である。
民友社の巨匠・徳富蘆花が住む粕谷を、訪れた時に記したものである。

武蔵野の西郊に位置する粕谷は、低い丘と低い谷との交錯したようなところに位置し、近くに小さな社があったと書きしるす。
当時の徳富蘆花の家は茅葺であり、その後茅葺の住まいが建て替えられ、現在の蘆花恒春園(ろかこうしゅんえん)に保存されている。
私は豊島区椎名町から、4歳の時に世田谷区粕谷へ引っ越した。

その頃の粕谷は茅葺屋根の農家が散在していた。
地元の子供たちは、だんべー言葉を使っていたのに驚いたものだ。
至る所に野原があり、川が流れ池があり、夏になれば小川で小魚やザリガニ獲った。

蘆花恒春園は子供たちの遊び場であり、夏休みになるとカブトムシやクワガタや蝉を捕まえた。
蘆花恒春園を越えて少し行くと、田山花袋により描かれたお社の八幡神社があった。
秋祭りには狭い境内に、よしず張りの特設舞台が建つ。

そこでかつて一世を風靡した歌手・渡辺はま子の『シナの夜』を聴いた。
さらに“人間ポンプ”安田里美の「何でも飲み込み吐き出す」芸や、当時は無名であった林家三平を見た。
その後三平は大ブレークし、お茶の間の人気者となり、昭和の爆笑王になった。

鎮守の社の祭は、子供たちや大人たちにとって、季節の移ろい知らせる、ハレの特別な日であった。
お社に続く参道には夜店が建ち並び、裸電球が灯る風情に、子供ながらに昂奮した。
たわいのない食べ物を買い求め、当たりそうもない籤や賭けごとをするスリルを味わった。

夜店で賑わう参道は、夏姿の老若男女で溢れていた。
その八幡神社の急峻な石段を下りきると、遥かに水田が広がる。
そして青田の稲が吹き寄せる風に揺れ、田園の長閑な風景の眺望は美しかった。

空には碧空が広がり、優雅に白鷺が羽ばたいてゆく。
秋の実りを待つ田の畔道の脇には小川が流れ、緑も鮮やかに藻草が流れに揺れている。
ところどころに湧水が、砂を躍らせながら溢れ出ている。

真夏の陽光に汗ばみ、喉の渇きを癒すために小川に入り、湧水を手で掬い飲む。
湧き水は甘く、身体に力が漲るようであった。
やがて粕谷にも新興住宅が建ち並び、日本の高度経済成長と共に変貌した。

蘆花恒春園の回りの栗林は無くなり、畑は住宅地となり、池や沼は埋め立てられた。
小さな川も姿を消し、武蔵野の雑木林は、無残にも切り倒されていった。
田山花袋『東京近郊一日の行楽』を読み、東京の変貌を改めて教えられた。




雨に濡れ街に、ひとときの安らぎが戻る
2014年8月8日

昼過ぎに雨が降り、午後4時近くになり雨が上がった。
不安定な天気は、本土に接近し始める、台風の影響なのであろうか。
雨がやんだ間隙をぬうように家を出た。

近くの公園の前に来ると、雨に濡れた木々から、艶なる夏の匂いが漂う。
その時、黒いアゲハ蝶が、微かに吹く風を愉しむように、華麗に舞い飛んで行った。
公園から路地を歩き、民家の垣根越しに眺めると、小さな庭に柿の木が見える。

緑濃い葉叢の中に、緑色の小さな柿が、たわわに稔っていた。
昨日は立秋、やはり秋は近づいているのであろう。
路地を抜け広いなだらかな坂道を下る。

前方に薄灰色に滲む空が広がる。
街路樹の欅も雨に濡れ、空に向かい梢を伸ばす。
毎日の容赦ない陽光を浴び、元気なく枝垂れていた木々は、先ほどの雨で生き返ったようだ。

蝉の声は先ほどに比べ、心なし大きく響く。
時折、野鳥が空を飛び交い、単調な景色にリズムを刻む。
欅の樹皮は雨に濡れ、青緑の苔が模様を浮き出す。

すると昆虫採集用の捕虫網持った子供が、欅にとまるアブラゼミを見つけた。
そっと近づき蝉に網を静かに寄せ、蝉に網を被せた。
蝉は一鳴きしながら、網の中に捕らえられた。

それを見ていたお母さんたちが、小さく拍手を送った。
子供は少し恥ずかしそうであったが、誇らしい笑顔を浮かべた。
最近は余り見慣れない、懐かしい光景に、私も思わず笑みを漏らした。

雨に濡れた街路樹の欅から、ミントのような匂いが流れ来る。
やがて空には微かに光が滲み始めた。
さらに陽光が強くなり、青空が広がるとよいのだが。

だが刻々と台風は、日本列島へ近づいている。
深刻な爪跡を残さないことを切に望む。
駅に着いた頃には、肌に汗が滲んでいた。



灼熱の午後、図書館はオアシス
2014年8月5日

午後4時前に家を出る。
空は青く綿雲が広がっていた。
陽は少し西に傾き、雲の切れ間から、容赦なく照り返している。

なだらかな坂道を下ると、小さな公園に出る。
緑深いゆりの木も、深い影を大地に刻んでいる。
樹齢50年位もある樹に、蝉の抜け殻が幾つも見える。

今年の夏は蝉が多いように思える。
さらに駅に続く歩道を進む。
そこは欅の並木道になり、両側に欅が生い茂り、緑の回廊になっている。

灼熱の陽光は遮られ、樹影が歩道へ長く伸びる。
時折彼方より、微風が吹き流れ、涼感を誘う。
すると鴉が日影の地面を歩いている。

やはりこの暑さが堪えるのであろうか。
大地で身体を癒しているかのようだ。
さすがにこの暑さ、何時も見かけるジョギングやウォーキングの人影は見えない。

緑深い公園に、賑やかな蝉の合奏。
公園を過ぎ、少し歩くと図書館がある。
玄関を入るとそこは別世界、外の暑さが嘘のように涼しい。

図書館の奥の窓際の椅子に座り、文庫本を取り出し読書をする。
冷涼な室内は静寂に包まれる。
音のない世界は、人の心に安らぎを与える。

30分ほどの短い読書。
静かな空間の中で、一人心落ち着く時は愉しい。
読書を終え外へ出ると、夏の熱風と街の喧騒が襲った。




同じ時代を生きたわが友へ、追悼の言葉

2014年7月31日

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ShotBarピーポッポの可愛い置物

Oh! 金髪の美女が!
2014年7月26日

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