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December.2012.12
行く年来る年 2012年12月30日 いよいよ明日は大晦日。 訪れる新年の足音が聞こえる。 街へ出れば玄関に門松やお飾りの姿が見える。 だが街角に立つ鳶さんが開くお飾りの露天の姿が、すっかりと消えている。 歳末の昔懐かしい風物が、また一つ消え始めているのは寂しい。 今年もなんとか無事に過ごせた。 この年になると平穏無事であることが一番の贈りものである。 知り合いの人たちで、すでに鬼籍の人になっていることも珍しくなくなっている。 今年を振り返れば、色々な事で初心を思い返させてくれた。 生涯愉しく勉強し、心地よく努力することの大切さを再認識させて貰った。 健康に程ほどに気を遣いながら、美味しく酒を嗜み、しみじみと読書をする。 そして戯曲や小説にトライする。 その時間を愉しめるのも、現役でバーテンダーをしているからである。 そして来店していただくお客様に、様々な力を頂いているからであろう。 何時までも生涯現役で、来年も頑張りますのでよろしくお願いいたします。 今日と明日の大晦日、一年の納として営業いたします。 皆様の変わらぬ御愛顧に感謝するとともに、新年のご多幸をお祈りいたします。 来年も変わらぬお引き立てを、よろしくお願いいたします。 |
年内は無休のお知らせ 2012年12月27日 いよいよ今年も残すところあと4日。 クリスマスの飾りが街から消えて2日目になった。 街路樹の梢から葉は枯れ落ち、針のような梢が寒空に枝を交える。 今年はすでに年賀状も出し終わり、今日は正月のお飾りも済ます。 少し早いとは思うのだが、お日柄も良いので飾り付けさせて貰った。 例年、暮れは何かと忙しなく追いまくられることが多い。 今年はすべてを早めに済まし、ゆく年の感慨を愉しみたい。 そして迎える新年の巳年こそ、良い年にしたいと心に期す。 新政権も誕生し、明るく活気があり躍動する新年にしたいものである。 年内は30(日)31(大晦日)も営業し、年内は無休で頑張ります。 そして来年は4日より営業いたします。 |
師走のお墓参り 2012年12月25日 今週の日曜日、お墓参りに出かけた。 天気は予想に反して、どんよりと雲が垂れ込めていた。 東名町田ICで降り、国道16号から県道52号を進む。 やがてかつて母親が入院していたこともある、北里病院辺りに来ると、武蔵野の面影を残す雑木林が広がる。 さらに進むに従い冬枯れの田園風景が開ける。 そして相模川に架かる昭和橋を渡る。 雲の切れ目から微かに弱い日が、川面を照らしていた。 荒涼とした岸辺の冬景色を眺めながら、相模川沿いの道を進むと、かつての小沢の渡し(現在は高田橋)に到着した。 交差点を左にハンドルを切ると緩やかな上り坂。 上るほどに木々は深くなり、民家の数もめっきりと少なくなる。 雑木林に包まれた街道を上り切り平地に出ると、疎らながら民家が現れた。 そこからしばらく進むと、両親と義姉の眠る霊園へ到着した。 時間は午後2時半頃、幸いなことに空には薄日が射し始めていた。 霊園には思いのほか、お墓参りの家族がおり、人ごとながら嬉しくなった。 綺麗なお墓で新年を迎えて欲しいという思いが伝わる。 駐車場に車を置き、早速、お墓へ。 ママはお墓の周りの草むしり。 私は水汲み場で桶に水を張り、柄杓と束子を持ってお墓へ。 お墓に水を流し、束子でゴシゴシと磨き上げる。 私も前期高齢者、お墓を磨く気持ちにも、何処か親近感がわき、以前にも増して真剣になる。 そしてお墓も磨き終わり、お花を飾りお線香を燻らせ、お供物を添える。 今日のお花は高貴な紫色に匂う蘭。 母親の好きなお花である。 そして添えた果物は縞目も薄緑に美しいメロンと、赤色も鮮やかな苺である。 私たちは手を合わせ瞑目した。 今年も平穏無事に1年を過ごせたことに感謝し、私たちの家族や親戚やお店のお客様たちの安寧をお願いした。 お墓参りには1年に3回位は出かけてくる。 だが秋のお彼岸から春のお彼岸までの間、お墓参りに来たことがない。 考えてみればその期間は長い。 そこで1年の終わりにお墓参りをすることにした。 お墓に別れを告げ遥か望むと、遠くに幾重にも重なる山々は朧に霞み、微かな日に輝いていた。 新年まであと僅かである。 師走のお墓参りは、私たちの心に清々しい涼風を送ってくれた。 |
小さな旅&日記 伊豆湯ケ島の秘湯を訪ねて 2012年12月4日 湯ケ島の秘湯、その名は木太刀の湯と言い、源頼朝が発見したと伝わる。 伊豆に配流された源頼朝が、渓谷の岩間から立ち上る湯煙を見て、木太刀を突き刺したところ湯が噴き出したと言われる。 少し湯は熱めであったが、清澄な湯味は柔らかく、渓谷から流れ漂う冷気が心地よい。 世古峡の名残の紅葉が夕日に照り映え、絶景を眺めながら、旅の疲れを湯の中に溶け流した。 |
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晴れ晴れと忙しい一日 2012年12月11日 今日はお昼前に起きて年賀状のデザインを完成した。 思いのほか順調に進み、予定の時間で完了した。 昔のことを思えば、このスピード感は堪らない。 パソコンで年賀状が思うように捗らず、クリスマスも過ぎようというのに完成しない、冷や汗の年も幾度かあった。 やはり慣れることが肝心なのであろう。 だが油断すると元の木阿弥、昔のように追われることになるので要注意! そのあと期日前投票へ、近くの出張所の中にある投票所へ出かけた。 駐車場に車を置き、さて何処にあるのかなと探すと、恥ずがしげに目立たない看板が出ていた。 指示に従い進むと投票所があり、普段の投票所と同じ様子だった。 投票用紙を貰い、最初は都知事へ、次は小選挙区の投票をし、最後は比例代表と最高裁裁判官の国民審査を投票箱へ入れた。 投票所は想像以上に混んでいた。 それも殆どが高齢者で、私などはまだ若者の部類? かと間違えるほどだ。 杖を突きその歩む姿の優雅なこと牛歩の如し。 しかしこのような高齢になっても、選挙に行く姿勢が素晴らしい。 若者たちよ、棄権はいけませんよ! たとえ託す政治家がいなくても、よりベターな人に投票してください。 投票が終わり、肩の荷が下りたようで、気持ちも晴れ晴れ! 来週の日曜日は伊豆への旅行だ。 すっきりした気持ちで、初冬の伊豆の温泉を楽しむことができる。 投票の後、お酒の仕入れにドライブをした。 荒川に架かる橋を渡り眺めると、川面はきらきらと燦き、青い空が冴え渡っていた。 |
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小さな旅&日記 埼玉県の奥武蔵、名栗の里「白雲山鳥居観音」を訪ねて 2012年12月4日 晩秋の奥武蔵、名栗の里の白雲山山頂、高さ33mの優美な救世大観音三体が碧空に屹立する。 山々は秋色が溢れ、黄葉紅葉に彩られていた。 広大な山容の中は、異国の情趣が美しく融合していた。 |