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JULY.2010.7

埼玉県行田市古代蓮の里にて2009年7月26日撮影


宮里藍は、仙台の東北高校育ち?
2010年7月30日


このところの焼け付くほどの猛暑が去れば、昨日は曇りのち雨のぐずついた天気だった。
さすがに、お客様の足も遠く、静かな一日だった。
夏だから夏らしく暑いのは結構だが、程々に凌ぎよく、欲を言えば、雨降りは避けてほしい。
人間、やはり、身勝手で欲張りに出来てるものと、今更ながら自戒する。

さて、そんな折、先週に続いて、若夫婦が来店してくれた。
夫の方の年は25歳、奥さんと言えば30歳の姉さん女房。
彼は何時ものサイドカー、奥さんはテキーラ・サンライズを注文した。
彼は自営業で、19歳にして起業し、今は池袋に会社を経営している。

やがて、スポーツのことを話しているうちに、なんとなくゴルフのことになった。
彼はスポーツは万能らしい。
しかし、奥さんに、日が浅い経験のゴルフだけは、敵わないと言って悔しがっていた。
すると、「マスター、うちの女房、ゴルフが滅茶上手いんですよ。80以上は叩きませんから」

私はゴルフのことは、よく分からない。
だが、100を切るだけでも大変だと、お客様から聞いたことがある。
すると、奥さんが、「去年、私が妊娠8カ月だって言うのに、ゴルフに連れて行かれたの。大きなお腹でのゴルフは大変でした」
それでも、奥さんのスコアは、80を切ってダントツだったそうです。

それもそのはず、彼女はゴルフの名門、東北高校ゴルフ部のキャプテンだったそうだ。
そこは、今では世界的なプロゴルファー、宮里藍の母校でもあったのだ。
通称藍ちゃんは、高校2年の在学中に、釜山アジア大会で金メダルを獲得。
高校3年の時、仙台で開催された「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」で優勝。
その後、高校3年でプロデビューしていた。

私はてっきり、宮里藍は、沖縄生まれの沖縄育ちの、生粋の沖縄県人。
父でありコーチとの固い絆の親子鷹と思っていた。
だが、意外にも、東北の仙台で、高校生活を送っていたのであった。
情報とはそんなものであろう。
送られてくる情報は、送り手にとって重要なものだけが送られ、送り手にとって重要でないものはカットされる。

しかし、そのカットされた情報の中に、我々にとって重要なものもたくさんある。
そこに、情報社会の怖さや恐ろしさが潜んでいるのだ。
私は、もののついでに、東北高校の卒業名簿を開いてみた。
すると、たくさんの、スポーツ関係の有名人が並んでいた。

東北高等学校のスポーツ関係の卒業生の一部
元プロ野球選手
佐々木主浩 (横浜ベイスターズ、シアトル・マリナーズ)
現役プロ野球選手
斎藤隆 (ボストン・レッドソックス)
嶋重宣 (広島東洋カープ)
ダルビッシュ有 (北海道日本ハムファイターズ)
フィギュアスケート選手
荒川静香 (トリノ・オリンピック金メダル)
本田武史 (ソルトレイクシティ・オリンピック4位)
柔道選手
神永昭夫 (東京オリンピック銀メダル)




お酒の話
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2010年7月27日


親子で来店は、珍しくなくなってきた
2010年7月24日

梅雨が明ければ、毎日、記録的な猛暑が続く。
36度、7度というのだから、これはすでに温帯気候帯に属するとは言い難い。
夏の気候に限れば、熱帯と言っても過言ではないだろう。

それに比べれば、私の子供の頃の夏は、のんびりしていたものだ。
夏の涼と言えば、何処の家も、精々が扇風機だろう。
そして、道には打ち水がしてあった。

夜にでもなれば、道端に縁台を出して、近所の親父さんたちが、将棋を指していた。
子供たちは、線香花火やねずみ花火に興じていた。
ぱちぱちと弾ける音も心地よく、真っ赤な火の玉が大きくなる瞬間に、ぽとりと落ちる線香花火の儚さ切なさ。
ねずみ花火に追いかけられての大騒ぎは楽しい思い出。

昨日、12時過ぎ、若い女性が一人来店した。
ブッシュミル・モルト10年をロックで注文した。
そして、美味しそうに飲んでいた。
すると、女性がさりげなく言った。

「私、今日が初めてじゃないんです」
「・・・・・・」
「実は、25年前、お父さんに連れられて、お父さんの会社の人たちと一緒に、来たことがあるんです」
「お父さんのお名前は?」
それは、今でも付き合いのある友達の名前だった。

最近は、こんなことがよくあるようになった。
先日来店した女性も、20歳になった娘さんと一緒に来店した。
その娘さんも、高校生の時、お母さんとお母さんの親戚の人たちとともに来店していた。
勿論、未成年の娘さんには、ノンアルコールのカクテルを作ってさしあげた。

こうして、親子で来店してくれるお客さまも、かなりの数にのぼりはじめた。
やはり、開店して26年間という年月が、なせる技なのだろう。
すると、同席していた女性が、「マスター、うちの子供、今、10歳だから、あと10年待っててくださいね」
あと10年、それくらいはまだまだ現役で頑張れるだろう。





お酒の話
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mr