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April.2012.4



愉快な仲間たちを更新
「20年振りのご来店

2012年04月28日







マッカラン30年で乾杯!
愉快な仲間たちを更新
2012年04月22日


「お伊勢参り&伊勢志摩旅行」
本日の日曜日から、24日(火)までお伊勢参りに行ってきます。
伊勢神宮へお参りや、風光明媚な志摩半島巡りをしてきます。
たくさんの海の幸を愉しみ、寄せては返す潮騒に心を癒す。
磯から吹きわたる爽やかな涼風の彼方、空と海が混然と溶け合う。
やがて暗紫色に変わり始めた空と海が、暮れ落ちる余光で、金彩に染まる。
その変わりゆく夕靄を眺めながらの露天風呂は、想像するだけでもわくわくする。

4/22(日)-4/24(火)まで、ショットバー・ピーポッポは休みます。
4/25(水)から平常通り営業いたします。




板橋演劇鑑賞会4月例会
劇団東演No138「どん底」観劇記

2012年04月20日




小さな旅&日記を更新
2012年04月17日

埼玉県坂戸市・慈眼寺の枝垂れ桜を訪ねて



電車が動かず、昼下がりの散歩
2012年04月13日

昨日のこと、最寄り駅の東武練馬駅へ、午後3時半頃着いた。
すると駅に人だかり、何か嫌な予感が走った。
駅に設置してある切符販売機へ。

見れば3台の販売機は全て、赤い大きな字で、販売中止と表示されていた。
何故だ?
駅のホームを見るが、人影がない。

改札所前に駅員がいたので、如何したのか尋ねてみた。
「中板橋と大山の間で、人身事故が発生しました」
「復旧にどれ位かかりますか?」
「1時間以上はかかると思います」

最近は家を1時間以上早く出て、仕事に行く習慣がついている。
時間に余裕があるので、行けるところまで歩くことにした。
昼下がり、降り注ぐ爽やかな陽光を愉しみながら、線路沿いの道を歩いて店へ向かった。

仰ぎみれば、一面の蒼空が澄み渡る。
綿飴を薄く広げたように擦れながら、白い雲が緩やかに流れる。
広い線路には勿論何もなく、だだっ広い寂寞とした空間を晒している。

線路ばかりが果てしなく続く姿は、殺伐として寂寥感さえ漂わせていた。
時折一陣の風が吹き、地面に散り落ちた桜を、撒きあげながら吹き去って行く。
線路傍に咲く桜は名残となり、薄緑の若葉が顔を見せていた。

かれこれ30分位歩くと、上板橋駅に近づいて来た。
駅が近づくに従い、色々なお店も増え、町も賑わいを増して来た。
時間は4時、まだ電車が動いている気配はない。

何処か喫茶店に入り、持ち歩いている本を、1時間ほど読むことにした。
一昔前なら、町の何処にでも喫茶店はあった。
喫茶店は立地商売の1つ。

人通りの多い繁華な場所での商売である。
繁華街は当たり前のことだが時価が高い。
そこでコーヒーと軽食を商っていては商売にならない。

その結果として、町から個人が経営する喫茶店は消滅し、薄利多売のチェーンのコーヒー店が、席巻することになった。
上板橋駅前辺りには、不思議なことに、昔ながらの喫茶店は勿論のこと、ドトールやスターバックスもない。
するとモスバーガーがあった。

外から覗くと、店内は空いていた。
ブレンドコーヒーを注文して席につく。
程なくして、コーヒーが運ばれてきた。

大きめのコーヒーカップの中で、薄茶色の泡がクリームのように盛り上がっていた。
砂糖もクリームも入れないストレートコーヒーは、口に含むと柔らかな泡が甘さを伝える。
泡が消えると、コーヒーは漆黒に変わった。

バッグから文庫本を取り出し、黄昏も近い一時の憩いの時を、のんびりと過ごす。
やがて時計を見れば、5時を回っていた。
店を出て上板橋駅に行くと、電車は何事もなかったかのように動いていた。

時間に余裕があると、何事があっても焦らずに済む。
事故に遭遇しても、その負の時間が、普段味わうことのない愉しさを、教えてくれたりもする。
だがやはり、何事もなく平穏で安寧であることが、一番であることは言を俟たない。





名残の桜の下で読書を愉しむ
2012年04月10日


今日は駅までのんびりと歩く。
最近はめっきり歩くことも少なくなった。
涼風快晴とはいかないが、このところすっかりと春めいてきて嬉しい。

道を歩くと路傍のコブシの梢に、白い花がひらひらと、蝶のように微風に揺れていた。
さらに下りの道を進むと、少し高台にある家の庭に、八重桜が咲き、緑濃い生垣の上に枝垂れていた。
その花は重たげに咲き匂い、密度の濃い咲きようが、桜花の色を深い桃色に染め上げて、官能的でさえある。

右手に八重桜を見やりながら進むと公園に出た。
この公園は、板橋区の桜の名所の一つでもある。
時間に余裕のある今、公園に立ち寄り観桜と洒落こむ。

公園にはご老人達や子供連れの女性たちが、桜の花を愉しんでいた。
私も桜の老樹の下のベンチに座る。
微かな風に、桜の梢が揺れる。

するとはらはらと桜の花びらが、風に吹かれて舞い落ちる。
風が強ければ桜吹雪になるのであろうが、はらりぱらりと散り落ちる姿にも風情がある。
赤茶けた地面にも、無数の桜の花が散り落ち、江戸小紋の文様のように散り敷かれていた。

散る桜が時折顔に頭に触れ落ちる。
名残の桜の下で、持ち歩いている小説を読むことにした。
それは谷崎潤一郎の作品であり、登場人物の女性の京言葉が、散る桜の雅と良く似合う。

桜の開花は一瞬であり、散り際も潔い。
そしてすぐさまに葉桜となり、若葉の緑が美しくなる。
やがてツツジが咲き、淡紫の藤が咲く時は、すでに初夏の訪れとなる。




イチローは大スター!
2012年04月07日


春の嵐の猛威が去り、麗らかな日が降り注ぐ。
その春日に誘われて、桜の蕾が弾け始めた。
道行けば、至る処に桜の花が匂い咲く。

それでもまだ7分咲きであろうか。
今日あたりは、満開を待ちきれない桜見物の人で、桜の名所は溢れていることであろう。
春爛漫、桜の季節がようやく到来!

1昨日遅く、アメリカから帰国したNさんが、大きくて重そうなキャリーバックを引きずり来店した。
お父さんの3回忌の法要のために帰国した。
そして明日、故郷の長崎へ行き、翌日に法要を行う予定だと言う。

Nさんはキャリーバックから、お土産を出した。
Nさんが住むコロラド州ボールダーで採れた、蜂蜜とハーブティーである。
さらに地元のハーブ入りの煉り歯磨き。

この練り歯磨きがお土産なのも、Nさんらしいところだ。
Nさんは大好きなウイスキーのシングル・モルト、ブラドノックを注文した。
13年のローランドモルトは、滑らかで華やぎがある。

ゆったりと旅の疲れを癒すように味わっている。
やがて話題が、数学者・藤原 正彦から、イチローの話になった。
Nさんは今年の正月過ぎ、用事があり日本へ帰国し、とんぼ返りでアメリカに戻った時のこと。

Nさんは飛行機のビジネスクラスの前から4番目の席へ座った。
その日のビジネスクラスは空いていた。
見渡すと、自分の座席の2列前に、サングラスをしながら、目立たない出で立ちで、静かに座っている人がいた。

それは一目で、イチローであることが分かった。
イチローの周りの席は空席状態。
イチローは静かだが、強烈なオーラを放っていた。
そして飛行機がシアトル空港に着陸する時、Nさんは目を覚ました。

すでにイチローは飛行機から降り、姿は消えていた。
そしてNさんは空港へ降りたった。
すると空港内には、空港関係者や空港に居合わせた人たちの、静かなどよめき声が聞えた。

「イチロー、見た?」
「俺の前を通ったぜ!」
「イチローにサイン貰えば良かった!」

ひそひそ声なのだが、空港内にこだましていたと言う。
Nさんはその時、イチローの偉大さを再認識した。
そして日本人の誇りに感じたと言う。




機械化は老人にストレスを与える
2012年04月03日

昨日駅前にある銀行のキャッシュ・ディスペンサーへ。
ここにはディスペンサーが2台ある。
混んでいたりするとすぐに列ができる。

その日も短い列が出来ていた。
すぐに自分の番が来るであろうと、軽い気持ちで並んだ。
だがなかなか私の番がやって来ない。

2台のディスペンサーを、お年寄りが操作していた。
すると2台の内の1台が空き、列が1つだけが前進した。
だが、もう1つはいまだに空かない。

見れば、 私より10歳くらい年上の女性が操作をしていた。
キャッシュ・ディスペンサーの作業で、悪戦苦闘している。
私の後ろにも、列が長く延び始めている。

女性は振りかえった。
すると、自分のせいで、長蛇の列になったのを認識。
私にディスペンサーを譲ってくれた。

そして、私が作業に入ろうとしたら、女性が後ろから私の隣に来た。
「どうして駄目なんでしょう?」
と言って、ディスペンサーから出て来た紙を見せた。

女性は私にすがるような眼をした。
「私が手伝ってあげましょうか? お金を下ろすのですか?」
女性は無言で頷く。

すると女性はカードを出したので、私はカードをディスペンサーに入れた。
そして画面の指示に従い作業を開始した。
案の定、暗証番号を入れることになる。

女性は私に暗証番号を言おうとした。
私は言葉を制して、後ろ向きになり、女性に暗証番号を入力して貰う。
私は後ろ向きになった。

すると、順番待ちの人たちが、私たちを見ている。
善意でしていることなのだが、赤面しそうになった。
女性が作業を終えたので、私は金額を聞いた。

すると驚いたことに、70万円だと言う。
私は言われるままに、70万円の引き落としの手続きをした。
だが現金は出てこずに、紙が1枚、無情な響きと共に、機械から出て来た。

それは、先ほど、女性が私に見せた物と同じだった。
画面には限度高を超えていますと表示されている。
ますます順番待ちの人が増えている。

女性は私に、悲しそうな顔で、私に通帳を見せた。
「お金は入っています!」
私の目の前に開かれた通帳には、たくさんの額が記載されていた。

順番待ちの人たちは、私たちを怪訝そうに見ている気がして、私は恥ずかしくなった。
でも、女性はもっと困っているのであろう。
再度やり直した。

「限度額オーバーなのですから、2回に分けてみましょう」
そして、先ほどの作業を繰り返した。
女性が暗証番号を打ち込む時、私は後ろを向いた。

順番待ちの人と、また眼が合う。
頼むよ、今度は巧くいって行ってくださいなと、神頼みしながら、ディスペンサーに入力した。
すると、機械がごとごといわせながら、現金が目の前に現れた。

機械からお金を出して女性に渡す。
すでに動顛している女性は、無造作にお金をしまおうとした。
私は大金だから気をつけないと言ったら、お金をしまい直した。

「今度は自分で出来るでしょう。見ててあげますから、やってみてください」
女性は列の長さを見た。
そして、「今日はこれでいいです。ありがとうございました」

やっと私は自分の作業が出来ることになった。
人の手助けをして、赤面するのは初めての経験だった。
それにしても、危険極まりない女性の行為。

お金を引出す作業は、全て機械任せ。
ディスペンサーの入力が出来なくても、誰も教えてくれる銀行員もいない孤独。
順番を待つ人の列は、作業に慣れないお年寄りへ、無言の圧力となる。

合理化と効率化の名の下の機械化。
人件費や経費の削減は、経営の要諦でもあろう。
しかし、機械化に順応できないお年寄りへ、適切で優しい方策を取る必要を感じた1日でした。

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