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November.2011.11


「ボブちゃんの結婚パーティーへ、声のお祝い」
2011年11月26日



お酒の話を更新
「久々に出会った、スマートで豪快な酒飲み」
2011年11月21日




腰痛と野口体操
2011年11月16日

テレビ番組を見ていたら、「ためして合点 驚異の回復! 腰の痛み あの椎間板ヘルニアが嘘のように消える! 手術いらずの新治療法
とあった。
興味があるので、録画して明日にでも見ることにした。
私も35年くらい前に、椎間板ヘルニアになり、辛い経験をした記憶がある。

そして忙しい仕事の合間を縫って、病院通いをしたことを思い出す。
しかし、腰の状態はおもわしくなく、ただただ時間が無為に、経過するだけだった。
その時、私はかつて、演劇修業をしていた時のことを思い出した。

それは私が20歳くらいの大学生時代のことで、今から遡ること44年前、まさに半世紀も近い頃の話になる。
西武新宿線下落合駅前に、劇団「群像座」があった。
そこの稽古場で、毎週日曜日、午後1時から3時頃まで、当時東京芸術大学助教授である野口三千三さんの、体操のレッスンがあった。

助手の池田女史との二人三脚のレッスンで、体操だけでなく、様々なことを、体操を通して教えていただいた。
その時、レッスン前に必ず行う、床に仰向けに寝て行う、柔軟体操があった。
それは、仰向けになり、右手を無理なく、右手後方に伸ばし、軽く伸ばした左足の上に、右足を乗せ、息を吐いてゆく。

息を吐き続けていくに従い、伸ばしている手と肩が、少しずつ下がり、左足に載せた右足も、自然と無理なく床に近づいてゆく。
その時、決して、無理をしないこと、息が続かなくなったら、息を吸いこみ、また繰り返すことである。
この体操を、できるだけ、毎日、1回でも2回でも続けることが、椎間板ヘルニアにたいへんな効果がある。

私はこの体操を思い出し、毎日、無理のないところで続け始めた。
やがて1ヶ月もすると効果が表れ、腰の痛みは嘘のように消えていった。
20年くらい前のことであろうか?

記憶は定かではないが、午後の4時に、高崎一郎さんと2人の女性陣が司会をする、「レディス4」というテレビ番組があった。
その時、偶然にも、プロゴルファーの金井清一さんが登場していた。
そして、話題は椎間板ヘルニアであった。

金井さんは、重度の椎間板ヘルニアになり、歩くことも、立ち上がることも、難儀な程であったという。
日本中の整形病院や鍼灸院、指圧やカイロプラクティックなどを訪れた。
だが、何処へ行っても症状は改善されず、辛い毎日を送っていた。

その時、或る人が、ある体操を教えてくれた。
藁にもすがりたい金井さんは、その体操を教えてもらい、毎日続けた。
すると、腰痛は嘘のように消え去ったと語っていた。

そこで、司会者が、その体操をここで出来ますかと尋ねた。
私は、直感的に、私のしている体操だなと。
すると、金井さんは、床に横になり、野口体操を始めたのだった。

私は今でも毎日、欠かすことなく、野口体操をしているおかげで、椎間板ヘルニアを克服している。
私のお店のお客様も、腰痛の人が大勢いる。
私はその人達に、野口体操を紹介している。

だが、多くの場合、最初に何回かは、家で体操をトライしてはいるようだ。
だが、1ヶ月はなかなか持続しないようなのである。
毎日の単純な繰り返しで、効果はすぐには出てこない。

だが、持続することは力であり、必ず体操を続けていけば、腰痛は少しずつ改善すると、信じる力を持つことも、大切なのである。
腰痛もちの方、野口体操を、一度は試しては如何でしょうか。
この体操は、無理をしてはいけない体操なので、症状は改善しても、悪化させることはありませんから。





64歳、晩秋の感慨
2011年11月12日


昨日は朝から生憎の愚図ついた雨模様。
気温もかなり下がり、肌に沁みる寒さを感じる。
さすがに私も、ブルゾンの皮ジャンパーを、着ることにした。

去年の晩秋、奥日光へ出かけた時、酒屋に入って地酒を購入。
すると、お店にいた、私と同じ歳位のお客様が近づいてきて、
「良いですね、皮ジャンパー。最近、その形のやつがないのですよね」

この皮ジャンパーは、去年からまた着始めたものだ。
着てみたら、自分の身体にぴったりとフィットしていたので、リフォームへ出し、ポケットなどのほつれや破れを修理した。
最近はあまり、新しい服や物を購入しなくなった。

その代り、修理やリフォームへ出し、使うことにしている。
物は大切に修理や治しながら使えば、消耗品以外は一生ものである。
さらに、長い間、使いこむことにより、新品とは違う独特の味わいが出て、それが個性を引きたててくれる。

暦の上の立冬も過ぎ、晩秋も深い昨日、外で知り合いに会えば、会話は「寒くなりましたね」
そのうちには木枯らしが吹き、路上の枯れ葉が、からからと音を響かせながら、街路を吹き流れていく。
すっかり日も短くなり、5時を過ぎれば薄暮となり、一瞬の内に日が落ちる。

店の近くのマンション販売のモデルルームの玄関を覗くと、クリスマスツリーの照明が、煌びやかに点滅していた。
まだ11月と思うのも束の間、12月はあっという間にやって来るであろう。
天変地異に呻吟した日本、私はここまで、なんとか、無事に経過している。

今年は私より2歳位年下の知り合いが、3人も亡くなった。
やはり、人にはそれぞれに、寿命と言うものがあるのであろう。
自分の知り合いが、自分よりも若くして亡くなるのを知り、より認識を深くする。

人は生まれた時から、日一日と死へ向かっている。
64歳になると、あと何回春を迎えることが出来るのであろうかと、ふと考えることもある。
だが、人生、歩いて来た道則は、変えることはできない。
紆余曲折した人生を、一年一年、心身共に元気に生き、死ぬまでに総合できればと思っている。



 

WBCバンタム級世界王座決定戦、凛々しいサムライを見る
2011年11月8日

1昨日の日曜日。
何処へも出かけず、家で映画を観る。
数日前に観た「梟の城(1999年公開)」は私のタイプの映画ではなかった。
原作が司馬遼太郎、監督が篠田正浩なので、期待したのだが、SFXを駆使し、実写映像とのデジタル合成による、冒険ファンタジー系だった。

やはり私には、最近観る1950年から70年代の映画に、惹かれるものが多い。
そこで1昨日は、アメリカン・ニューシネマを代表する映画「卒業(The Graduateー1967製作)」を観た。
ダスティン・ホフマンのデビュー作とあって、初々しいダスティン・ホフマンの姿が映し出される。
そして、全編に流れる、サイモン&ガーファンクルの曲が美しい。

まさに、「卒業」と言えば、サイレンス・オブ・サイレンス。
そして、ミセス・ロビンソン。
さらに、悲しみを誘うように、スカボロフェアが、美しいメロディーを奏でる。
大学を卒業し、未来に不安を持ちながら、揺れ動く青年の心を、コミカルなタッチで映し出していた。


映画を観終われば、3時半からボクシングの世界ダブル・タイトルマッチが、代々木第2体育館から中継される。
チャンネルを回せば、すでにバンタム級世界王座決定戦が始まっていた。
同級3位の山中慎介(帝拳)が、2位のクリスチャン・エスキベル(メキシコ)とパンチを交えていた。

もともとは、世界ランキング2位のクリスチャン・エスキベル(メキシコ)と、同級3位の山中慎介(帝拳)の挑戦者決定戦であった試合。
ところが2日前に、ノニト・ドネア選手の王座返上により、世界王者決定戦に格上げされた試合だ。
山中慎介選手は、現在8連続KO勝利の快進撃。

戦績は16戦14勝(10KO)2分け。
一方、 クリスチャン・エスキベル選手は、23勝2敗(17KO)、ko率74%のハードパンチャー。
強打を誇る両者の対戦は、眼の離せないスリリングな展開になるであろう。

身長とリーチに勝る山中選手、相手のパンチに怯むこともなく、敢然とエスキベル選手に挑む。
左から繰り出すストレートが、相手の顔面をとらえ、試合は優勢に進む。
エスキベル選手が繰り出すパンチは、悉くかわされ、山中選手のパンチが、上下に打ち分けられる。

1ラウンドから、山中選手の優勢は続き、やがて、 エスキベル選手の顔面は腫れ始めた。
明らかに、 エスキベル選手の劣勢は続く。
注意するのは、エスキベル選手の、捨て身の威力あるパンチだけだ。

そして、6ラウンド終了間際、山中選手の必殺の左カウンター・パンチが炸裂。

たまらずエスキベル選手はダウン。
だが、エスキベル選手の、強烈な右のパンチは、いまだ威力があり要警戒だ。
深追いはせず、6ラウンドは終わり、会場は大いに盛り上がった。

そして7ラウンド、激しく責め立てる山中選手。
その時、防戦一方だった、エスキベル選手が振り下ろす右カウンターが、山中選手の顔面にヒット。
たまらず、山中選手はダウンした。

だが、立ち上がった山中選手のステップは、先ほどまでと変わらず軽快である。
8ラウンドを終わり、WBC方式で、途中経過が発表され、山中選手が大きくリードをしていた。
さらにラウンドは進むが、山中選手の攻撃は激しさを増し、エスキベル選手は、すでに疲労困憊の様相を呈する。

エスキベル選手の勝機は、高いKo率が証明する、必殺のラッキーパンチしかない。
そして、運命の11ラウンド、両者はグローブを合わせ、戦いは始まった。
その瞬間、如何したことであろうか? 場内の電気がパタリと落ち、会場は闇に包まれ、不気味な静寂が訪れた。

やがて、リングに微かな照明が灯った。
エスキベル選手は、辛そうにリングに腰を落としている。
だが、山中選手はコーナーの隅に、端然と立ち、試合が再開するのを待つ。

リングに於いて、明らかに、格闘する戦士の凛々しさが違う。
戦士は命を賭して闘う。
闘うものの美学が、そこには存在する。

激戦の中、死闘を繰り返す戦士が、聖なるリングに、自ら腰を落としていては悲しい。
すでに、この時点で、勝負は決していたのであろう。
5分後、再度、会場に照明が、煌々と戻った。

すでに、格闘家としての精神を失った、ボクサーの末路は悲しい。
エスキベル選手が、必死に振り回すパンチは空を切り、山中選手のリズミカルなステップに、ついて行く脚力もなく、ただ猛進するだけである。
そこへ、山中選手の狙い澄ました渾身のパンチがヒット、エスキベル選手は敢え無くダウン。

山中選手は、立ち上がるエスキベル選手へ、猛攻を加える。
すでに戦意を喪失したエスキベル選手に、激しくパンチを繰り出すと、レフリーは試合をストップした。
山中慎介選手は、9連続KO勝利で、戦績を17戦15勝(11KO)2分けとした。
子供のころから夢に見た、悲願のWBC世界バンタム級の、緑のベルトが、誇らしく肩から掛けられ、胸に耀いていた。

最近の日本人世界チャンピオンは、とにかく強く、完成された選手が多い。
これで、日本人世界チャンピオンは8人となり、帝拳ジムには3人目の世界チャンピオンが誕生した。
山中慎介選手に、心技体が充実した、サムライの美学を見せて貰った。





街にはクリスマスソングが流れる
2011年11月4日


1日の日、家の近くにある板橋サティーへ、買い物に出かけた。
玄関を入り、1階にある食品売り場へ。
すると、広いホールに、音量は小さく囁くように、聞きなれた曲が流れていた。

それはクリスマスソング、今日から流れ始めいていた。
クリスマスの曲は、何時聞いても心が和む。
でもまだ11月、余りにも早すぎないか。

今年は東日本大震災や、福島原発被災による放射能問題など、日本の国難とも言える歴史的な事件が起こった。
この国家存亡の危機とさえ言える今年。

新しい年を迎え、心機一転、活力溢れる明るい新年へ向かいたと、希求する心の表れであろう。

考えてみれば、11月の初旬には、立冬を迎える。
この月は1年に於いて、一番気候の変化が少なく、穏やかな日々が続くとも言われている。
里山は黄葉紅葉に色づき、小春日和に誘われながら、人々は錦繍の秋を求めて野山を訪れる


振り返ってみれば、電力不足で節電に努めた夏の余韻は、いまだに深く記憶に残る。
だが、2ヵ月ごとのカレンダーをめくれば、最後の1枚になっていた。
今年の紅葉狩りには、今月の下旬に、京都へ2泊3日で出かける予定だ

東京へ戻った頃は、すぐに12月を迎える。
巷間では、クリスマスソングが、賑やかに流れていることだろう。
歳を重ねるに従い、1年が経つのは、ますます速くなるような気がする。

サティーでの、クリスマスソングが流れていたことを、ママに話したら、
「イトーヨーカドーでは、お正月のお飾りがしてあったわよ」と。
暗く辛い1年を、一刻でも早く通過して、新年を寿ぎたい気持ちは分かるのですが、
それにしても、まだ11月、正月のお飾りは、余りにも早すぎるような気がする。

だが今年も一の酉で、縁起ものの熊手を求める、多くの人たちで、鷲(おおとり)神社の酉の市も賑わった。
すでに季節は晩秋である。
やがて、北の国の雪の便りも届くであろう。

さて、今年の冬は暖冬か、はたまた厳冬になるか?
とりあえずは、寒い冬に備え、オリジナル・ホットカクテルでも考案することにしよう。
身体が温まり、心がほっと和むようなカクテルを・・・・・・。







お酒の話を更新
2011年11月1日

ジョージ・ワシントン大統領とウイスキー税反乱




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