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September.2012.9



お酒の話を更新



カジノ・ロワイヤル(Casino Royale)のボンド・マティーニはいかが
2012年09月29日






枯れない前期高齢者?
2012年09月26日


先週は家で古い映画を7本ほど見た。
特に日本映画の古いい作品の質の高さに驚く。
それも新東宝の製作した映画に、特質したものが多い。

新東宝は1946年(昭和21年)11月の第2次東宝争議で東宝から独立。
だが芸術路線に傾き、大衆の支持を得ることが出来なかったのであろうか? やがて映画界から消えた。
それにしても、学生時代、余りにも外国志向が強く、日本文化を等閑にしたことを、今にして反省する。

最近はその反動なのか、歳のせいなのか、日本文化へ回帰している。
日本人が日本の歴史や文化を学ぶことで、日本人の誇りとアイデンティティーを持つ。
そのためにも、一番大切なことは、日本語を愛し日本語を学び、日本語で思考することが大切であろう。

話は逸れたが、映画に戻る。
偶然にも先週に見た2本の映画。
1本は1952年公開、仲木繁夫監督「白蘭紅蘭」、久我美子が銀座のキャバレー「黒水仙」の歌手で登場した。

意外にも久我美子は、歌がうまいので感心をする。
そして歌いながら彼女が、観客に向けて右手を上げた。
するとなんとその白い腕の脇に、はっきりと脇毛が映し出された。

その2日後、1960年公開、フェデリコ・フェリーニ監督「甘い生活(la dolce vita
)」を観た。
ゴシップ記者役のマルチェロ・マストロヤンニが、ヘリコプターで聖者の巨大な像を吊り下げながら上空を飛んでゆく。
その時、マンションの屋上で日光浴の、水着姿の美女4人が、ヘリコプターの轟音に気がつく。

見上げれば聖者が空を飛んでくる。
美女4人はヘリコプターの男たちに手を振った。
その時、4人の女性の内、真ん中の2人の女性の脇の下に、脇毛が濃く浮かび上がる。

はたして昔の女性は、脇毛の処理をしなかったのであろうか?
少なくとも1960年代までは、したりしなかったりの様々なのか?
それにしても、脇毛には女性の隠微な色気を感じる、いまだ枯れない前期高齢者である。
だが決して脇毛フェチではありませんから、あしからず。






お酒の話を更新

ゴールデン・スリッパー・カクテル(Golden Slipper)

ゴールドワッサー・リキュール

2012年09月20日






先週は文化が薫る芸術週間!
2012年09月16日

先週の月曜日は、板橋文化会館へ「タップ・ジゴロ(博品館劇場)」の観劇。
そして土曜日は、同じ場所で「板橋区混声合唱団・第35回定期演奏会」へ出かけた。
開演は午後3時。

夜更かし族には少し辛いが、開演20分前には到着した。
会場は満席状態、1階の最後部近くに着席した。
やがて時間通りに開演し、恒例の「愛するふるさと」で幕開けとなり、混声合唱の声が遥かに轟く。

そして1ステージが始まる。
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)
作曲のグローリアが始まる。
この曲は1715年頃に、孤児院の子供たちのために、作曲されたものである。

混声4部合唱の清澄な声が、場内を敬虔で厳粛な世界に満たして行く。
神への賛歌と天啓への称賛。
この世の罪と穢れを清浄するかのように、男女の混声合唱が場内に響き渡る。

劇場内に至上の世界が降り注いでいるかのようだ。
私たちは日常の喧騒の中、時間に追われながら忙しない生活を送る。
時には日常と異なる異次元に包まれながら、心や身体の滓を洗い流す。

先週は観劇に始まり、混声合唱団の鑑賞に終わった。
9月はまだまだ暑さも厳しい。
すでに富士山には、例年よりも早く、初冠雪を記録した。

宵の微風にも、確かな秋の訪れを感じる。
先週の土曜日、私の店の近くの公園には、町内会の提灯が灯り、有志が露天を開いていた。
道路傍には神輿が置かれ、夕刻の出番を待っている。

陽が落ちた夕暮の中、神輿が若衆に担がれ、威勢良い掛け声と共に、道路を煉り始めた。
28年、この地で商売をして、こんな光景に遭遇したのは初めてである。
どうやら、板橋区大山地区にも、秋を寿ぐ祭が、復活したのであろうか?

やがて水田の稲穂も黄金色に染まり、重たく頭を垂れ始める。
このところ暗いニュースが、新聞紙面やテレビを賑わせる。
日本列島は祭で、賑やかに、晴れ晴れと復活したいもの。






「史上初のブレンデッド・ウイスキー誕生秘話」
2012年09月12日
アッシャーズ・グリーン・ストライプ
(USHER'S GREEN STRIPE)
製造元J&G.スチュワート社


かつてウイスキーはスコットランドの地酒で、全てウイスキーはモルト・ウイスキーであった。
そのモルトウイスキーは、モルトとモルトを混ぜ合わす(バッティング)することのないシングルモルトであった。
1813年にアンドリュー・アッシャー(父)がエジンバラで、ワイン&スピリッツ商を始める。

やがて1820年頃から、銘酒の誉れ高いグレンリベットを販売し、1840年からグレンリベットの専売権を獲得していた。
その後1845年のこと、アンドリュー・アッシャー(父)の息子、同性のアンドリュー・アッシャーが経営に参画。
そして1853年に熟成年の違う、グレンリベット・ウイスキーのバッティングに成功した。

その名は「アッシャーズ・オールド・ヴァッテッド・グレンリヴェット(アッシャーズOVG)」であり、大変な評判となる。
さらに1860年には法律が改正され、異なるウイスキーを、保税貯蔵庫内に限り、混合(ブレンド)することが可能になった。
アンドリュー・アッシャーは、培ったバッティングの技術を生かし、モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーのブレンドを考案し成功した。.

そして史上初めて、ブレンディッド・ウイスキーを市場に出した。
その第1号のブレンデッド・ウイスキーがアッシャーズ(USHER'S )。
その味をアッシャーズ・グリーン・ストライプ(USHER'S GREEN STRIPE)が今に伝える。

だが残念なことに、現在は余り市場に出回らなくなっている。
またアンドリュー・アッシャーは、文化や芸術を愛し、1896年にイギリス最初のコンサートホールを市に寄贈する。
その建築資金の総額は、10万ポンドを越える巨額であったと言う。


One Shot ¥700で提供させて頂きます。





映画とお酒
「キング・オブ・キングスが、日本映画に登場!」
2012年09月08日






季節は八百屋さんから
2012年09月04日

蝉しぐれも名残を感じさせる今日この頃。
スーパーの野菜売り場は、賑やかさを増して来た。
様々な種類のメロンが並び、妖艶な佇まいの薄紅の桃、小さな粒や大粒な葡萄の黒紫や緑が瑞々しい。

さらに灰黄色の薄皮の下から、真っ白で甘い果汁が弾けそうな梨も並び始めた。
さすがにまだ走りの果物は値段が張る。
冬場の温室育ちのメロンに比べ、自然の日の恵みを浴びたメロンは、値段も手頃で甘味も濃潤である。

今では果物や野菜は、一年を通して市場に出回る。
しかしそれぞれに旬があり、旬の物には甘味も栄養価も数段に違う。
野菜も果物も今では季節なしになった。

だが店頭に並ぶ旬の果物や野菜は、季節の訪れを知らせてくれる。
旬を知ることにより、去る時へ惜別し、迫りくる季節を寿ぐ。
季節との微妙な緊張を感じることで、自然に対する感性を磨き、自然の恵みに感謝する。

果物売り場や野菜売り場へ顔を出せば、旬の野菜や果物は溢れ賑わいとなり値段も安い。
その季節の贈り物は、様々な色の装いに包まれ、柔らかで深い色合いに耀いている。
八百屋さんへ出かけると、季節の移ろいと、季節の華やぎを感じることが出来て愉しい。





「メスの蚊はヒトを刺さない?」
2012年9月1日

深夜、お店に蚊が1匹飛んでいた。
すかさず両手でパチンッと叩いた。
だが蚊を捕らえることは出来なかった。

深夜になれば微風に秋を感じ、近くの公園では鈴虫が鳴き始めた。
その頃の蚊はさすがに力なく弱々しいのだが、いざ捕まえるとなると素早い。
だが不思議なことに、お店のお客様は、誰も蚊に刺されていない。

するとお客様が「マスター、その蚊はきっとオスですよ」
「どうして分かるの?」
「刺すのはメスで、オスは刺さないそうです」
「へ〜、初耳だな」
「メスは子を生まなくてはならないから、栄養源として血を吸うらしいです」
「へ〜、人間と同じだな」
「え!?」

そこで果たして、オスは血を吸わないのかと調べてみた。
その通りであった。
オスは蝶などと同じように、花蜜や果汁や樹液等を吸い栄養源にしている。

メスも普段はオスと同じものを摂取して栄養源にしているのだが、
産卵が近づくと、栄養源としてヒトの血を吸い、産卵のためのタンパク源にするのだ。
さらに面白いことを発見した。

蚊は二酸化炭素が多い所や、温度の高い所を好む習性があると。
なるほど、運動の後などは体温も高く呼吸も激しい。
新陳代謝が激しくなれば、まさに蚊の思う壺。

さらに運動後、冷えたビールなどを飲めば、蚊への最上の餌になる。
そしてあの足の異臭も大好きだと言う。
また蚊の好む血液型もあるとか?

蚊はO型を好み、A型はあまり好きでないと。
しかしこれは研究途上で、いまだ科学的に、実証されてはいないらしい。
何処の世界も強きもの逞しきはメスなり! 

くれぐれも産卵前のメスの蚊には、ご注意のほどを!
だが蚊のオスとメスを見分けるのは至難の技らしい。



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