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May.2014.05


新入荷! イチローズ・モルト ダブルディスティラリーズ (通称DD)



イチローズモルト ダブルディスティラリーズ(DD)は、今はもうない羽生蒸溜所のシングルモルト原酒と、
2008年2月に稼働したばかりの秩父蒸溜所のモルト原酒をブレンド(注)して作ったピュアモルトです。
羽生蒸溜所原酒はパンチョン樽を主体にシェリー樽、秩父蒸溜所のモルト原酒はミズナラ樽を使用しました。
そして、ミズナラ樽ならではのオリエンタルなフレーバーが、羽生蒸溜所原酒のスイートさを引き出し、絶妙なハーモニーを奏でることになりました。
ミズナラ樽は、スコッチの基準からすれば、ウイスキーになりませんが、
秩父の気候ともあいまって、わずか1年程度の熟成とは思えない秩父蒸溜所の力強い熟成がブレンドにより発揮されました。
 またWWA2009(注2)において熟成年数なしのカテゴリーにおいて、ベストジャパニーズブレンデッドモルトに選ばれました。

(業者より引用)
2014年5月31日



新入荷!サントリーシングルモルトウイスキー 山崎 
LIMITED EDITION(リミテッド エディション) 2014 43度



シェリー、ポートといった美酒を育んだヨーロピアンオークの樽で20年以上熟成させた希少な山崎モルトを使用。
すっきりとして力強いアメリカオークの若いモルト原酒を組み合わせることで、甘やかで複雑なシングルモルト山崎になりました。
(業者より引用)

2014年5月30日



新入荷! ベンリアック 16年 ソーテルヌ・カスク 46度 700ml ・シャトーデュケム樽熟成【数量限定限定品】



有機化学者でもある、蒸留所マスターブレンダー「ビリーウォーカー」が、樽にこだわった、ウッド・フィニッシュシリーズ。
この「ベンリアック 16年ソーテルヌカスク」は、ボルドー特別1級で、
最高峰の貴腐ワインを造る“シャトー デュケム”の樽で熟成した極上のベンリアックです!!

ウッド・フィニッシュシリーズは、バーボンバレルで熟成した後に、各々の樽に移し替えて2段熟成を行い、香りと味に奥行きと複雑さをプラスしたシリーズです。
ベンリアック16年ソーテルヌは、ラベルの表記などはありませんが、特別第1級の貴腐ワイン「シャトー・ディケム」の樽で熟成された甘口ベンリアックです。
香りは煮詰めた果汁、葡萄、バタースコッチにオークで、大変上品に香ります。

味は、濃縮されたねっとりとした甘みが舌に絡みついてきますが、オイリーさはなく透明感があります。
トロピカルフルーツ、メロンや蜂蜜の甘さにホワイトペッパーとかすかなスモーキーさが、バランス良くマッチしています。
フルーティーさと上品な甘みがバランス良く、今までにリリースされたアイテムと比較しても、非常にレベルの高い担当者一押しのモルトです!

(業者より引用)

2014年5月28日



爽やかな初夏、 埼玉県飯能市竹寺へ
2014年5月27日

こちらからどうぞ↓
http://www.p-poppo.jp/1diary2014-05-18-takedera.html




田山花袋(1872年/明治4年 - 1930年/昭和5年)「東京の三十年」の感慨
2014年5月16日

作者が明治14年に栃木県足利から東京へ、11歳で上京してから30年の思い出を綴る。
様々な生活の苦悩のから小説家として成長する姿が、江戸から東京へ変貌する街を背景に描かれている。
すでに幸田露伴や森鴎外が大家をなし、花袋と歳のそれ程離れていない尾崎紅葉は、硯友社を率い絢爛と輝いていた。

文壇は江戸の因習や義理人情の世界を描くことを捨て、新しい思潮や思想の表現を模索していた。
花袋も従軍記者を経て、やがて小説家の道を進む。
当時はまだ新人作家である島崎藤村、国木田独歩、後に民俗学者となる柳田国男と酒を酌み交わし、旅行へ出かけ芸術や文学を語り合う。

若き日の蒲原有明、上田敏、小栗風葉、小杉天外、川上眉山など若き時代の獅子たちが、華々しく躍動し始める時でもあった。
そして花袋も新しい時代の新しい表現を求め模索する。
それは日本の伝統から離れ、ヨーロッパの新思潮や思想に触れることであった。

当時のヨーロッパは、ロシアにツルゲーネフ、トルストイがおり、フランスにはドーデやモーパサン、そしてゾラが、さらに北欧にはイプセンやストリンドベリーがいた。
英語学校へ通った経験のある花袋は、それらの巨匠の小説を英訳で読み、時代の先端を行く作品に触れた。
そこには作家田山花袋がやがて進む、かつて日本に存在したことのない自然主義の道が開かれていた。

花袋はなけなしの全財産をはたき、日本橋の丸善2階にある洋書売り場へ行き、日本人が未だ手にしたことがないであろう洋書を注文する。
そして心待ちにしていた洋書が届く日、丸善へ小走りに取りに行く昂奮が書かれていた。
新しい表現を求め、新しい表現を確立するために、明治時代の作家たちが、人生をかけて格闘する姿が、彷彿と脳裏に映像となる。

当時は翻訳などの少ない時代、外国の新しい作品を英訳で触れ、時代の思潮を新しい文体で構築することの苦悩と感動に昂奮する。
私たちの時代は様々なものが豊かに氾濫している。
日本語の文体も確立され、疑問も苦悩もなく文章を書き連ねる。
明治の小説家の煩悶と苦悩の中から、日本の文体が生まれたことを、改めて教えてくれる作品であった。





New arrival! Glenmorangie Lasanta
May 13, 2014

Description
Elegant but full bodied this whisky has spent ten years maturing in American white oak ex-bourbon casks
before being extra-matured for a further two years in Oloroso Sherry casks from Jerez in Spain.
Lasanta is Gaelic for warmth and passion, a reminder not just of the Spanish provenance of these Oloroso sherry butts,
but also a reflection of this expressions lusciously soft texture and deep, enticingly sweet aroma.
ABV: 46%
Non chill-filtered for additional aroma and mouthfeel.
Find Out Less Tasting Notes
Aroma
Warm spices mix with smooth chocolate covered raisins, honeycomb and caramel toffee.
Taste
Deliciously sweet sherry flavoured sultanas, orange segments,
walnuts and butterscotch combine to create complex warm spices.
Finish
Long and satisfying finish with spiced orange and chocolate covered hazelnuts.
Colour
Light russet
(from HP of The Glenmorangie distillery )



初夏は花の季節の贈り物!
2014年5月10日

立夏も過ぎ通いなれた駅への道を歩く。
道端にはツツジの花が満開である。
吹きわたる風も、花の香りを乗せながら、優しく吹き流れる。

するとすでに、萎れたり枯れているツツジの花もあり、ツツジの季節も過ぎゆくことを知らせている。
途中、桜の名所でもある公園を抜ける。
桜の木々の葉叢は、新緑に萌えていた。

夕刻も近い夕陽に照らされ、葉の葉脈を透かしながら、さわさわと風にそよいでいる。
公園を抜け散策道を歩く。
バラの小さな回廊は、バラの蕾が白く赤く、咲く時を心待つ風情。

回廊を抜け少し歩くと、右手の路傍に、薄紫と黄色のアヤメの花が咲いていた。
そうだ、この散策道の下は、かつては清冽な川であったことを思い出す。
そして車道に出て歩道を歩く。

すると夕陽を浴び、私の人影が長く大きく伸びていた。
少し首を傾げると、人影も大きく傾げるのが愉しい。
さながらお伽の国の、巨人国にいるようだ。

上り下りの坂道の多い板橋区徳丸の散策は愉しきかな。
初夏の匂い漂う風を味わいながら、駅への道を行く。
爽やかな初夏の到来と共に、藤が匂い咲き、蓮の開花が夏へ誘う。
やがて来る猛暑炎天の前、初夏は爽やかで華やぎに満ちた、花の季節の贈り物である。




小さな旅&日記を更新
春爛漫! 東松山ぼたん園(東松山市大字大谷1148番地1)へ
2014年5月3日

こちらからどうぞ↓
http://www.p-poppo.jp/1diary2014-04-20-higasimatuyama-botanen.html

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