Today's Comment
March.2013.3

 
彼岸過ぎ、熱海城を訪ねて
2013年3月29日

http://www.p-poppo.jp/1diary2013-03-24-atamijo.html
地上43メートル、海抜160メートルの熱海城の展望台。
相模灘の彼方に真鶴岬は霞み、中央には軍艦のような姿の初島の島影が朦朧と見える。
波一つない鏡面の輝きを帯びた碧海を、遠く霞む初島へ向かう観光船が、白い航跡を曳いてゆく。
降り注ぐ陽光は碧い海に反射し、彼方には熱海のホテル群が蜃気楼のように輝いていた。





一日に三つの祝福
2013年3月26日

昨日、熱海から午後4時頃に帰って来た。
スタンバイを軽く済まし、外で食事をした後、店を開けた。
そして2日の間、開けていなかったパソコンを開く。

するとSNSでIさんから書き込みがあった。
23日の午後9時半頃、待ちに待った男児が誕生したと。
奥さんが新生児を抱き、笑顔いっぱいのIさんたち3人の写真が載っていた。

さっそく私はお祝いのメールを送った。
そしてFacebookを開けてみると、Kさんの書き込み。
Kさんが先日、電撃的なプロポーズをし、フィアンセへ指輪を贈り、6月に結婚をすることになったとの報告。

その短い文章の中に、幸せが零れ出しそうなほど溢れていた。
Kさん、おめでとうございます!
するとママが店に来て、私に報告があった。

ママの妹の次男が、今年の10月、結婚することが、正式に決まったそうだ。
私たちも招待されているので、出席の日が楽しみである。
今日は目出度いことが、三つも重なった。

結婚と出産、人生の大きなハレの舞台である。
これからさらに、豊かで幸せな人生を育んでください。
そして若い人たちが明るく楽しい人生を送れるように、かげながら小さな声援を送ります!






日本酒を楽しむ会、酒房おばん菜「おやまだ」にて
2013年3月22日

http://www.p-poppo.jp/1diary2013-03-17-oyamada.html
新潟の銘酒・朝日山の蔵元とおばん菜「おやまだ」とが企画した、日本酒を楽しむ会に参加した。
「おやまだ」はかつて繁栄を誇った宿場町、旧中山道に面する板橋宿の真ん中辺りにある繁盛店だ。
天保元年に創業した歴史を持つ朝日酒造の6種類の銘酒を飲み比べながら、酒の酔が心地よく体の中を巡り始める。
店のガラス戸越しには強い陽光が降り注ぐ昼下がりの仲宿の雑踏が見える。
やがて日も陰りお酒は体内を踊り始めた。





小さな旅&日記
2013年3月18日


春麗らかな三河、豊川稲荷(円福山 豊川閣 妙厳寺)を訪ねて」

http://www.p-poppo.jp/1diary2013-02-25-hamanako2.html
日本三大稲荷の一つ、愛知県豊川稲荷を訪ねた。
雲一つなく空は晴れ渡り、生暖かい微風もそよいでいた。
30mを越す豊川稲荷の本殿は蒼穹に聳え、降り注ぐ陽光に甍が照り輝いていた。
そこはお稲荷さま信仰の聖地、至るところにお稲荷さまが、朱色の前垂れをかけて鎮座していた。




ShotBarピーポッポ 
レア・オールド・ボトル・シリーズ
2013年3月14日


http://www.p-poppo.jp/1sake-pomme-prisonnie.html

カルバドス・クール・ド・リオン・ポム・プリゾニエール・ビッグボトル・1000ml・りんごの実入り
Coeur de lion Pomme Prisonniere AOC Calvdos Pays d'Auge 1000ml
カルバドスと言えば、私たちが若い頃に見た名画「凱旋門」(原作 レマルクの小説)を想い出す。



イングリッド・バーグマンとシャルル・ポワイエがレストランで乾杯するシーンだ。
モノクロ画面で二人が大写しになり、憂愁を含みながら微笑む姿に、ヨーロッパの大人の世界を垣間見た。
その酒はノルマンデー地方の地酒で、「獅子の心」を意味するカルバドス・クール・ド・リオン(Calvdos Coeur de lion)は最高傑作と言える。





お墓参り、そして黙祷
2
013年03月11日
昨日は薫風快晴、お彼岸間近の日曜日、お墓参りへ東名を南下した。
梅の花は咲き匂い、桜の蕾もほころびはじめている。
東名を下るのは浜名湖を訪ねて以来の2週間ぶりだった。
相模川の川沿いの道を走ると、川面は煌き丹沢の山稜が碧空に浮き上がっていた。
はや啓蟄も過ぎ, 生きとし生けるものは蠢き脈動する。
今年の春は待ち遠しい。
そして今日は3月11日、すでに2年間の歳月が過ぎた。
この日は永遠に風化させてはいけない!
午後2時46、1分間の黙祷をする。





ShotBarピーポッポ 創業28周年記念!
ハッピーアワー&新入荷モルトウイスキーNO]

新入荷!North British 1978/33(ノースブリティッシュ1978/33年)
(ダンカンテイラー/ピアレスコレクション)
DUNCAN TAYLOR Cask Strength
aged33 years old , 56.2%(cask strength) , 700ml
http://www.p-poppo.jp/1sake-northbritish.html



蒸留 1978年08月
ボトリング 2011年11月
カスク 39909
熟成樽 オークカスク
ボトリング本数 219/235本
度数 56.2%
容量 700m

ダンカンテイラー社はボトラーズ(独立瓶詰業者)の中で古酒樽(特に1960年代)の保有数No.1を誇っています。
数千丁にも及ぶストックの中からボトリングに適した樽を選び、熟成の一番良い状態を見極め、
冷却ろ過、カラーリングを一切行わずにボトリングしています。
(輸入元案内文より)


今回はモルトウイスキーとは異なる、33年間の長期熟成したグレーンウイスキーをお楽しみください!
ハッピーアワー(18時ー21時)は¥1500を¥1000で提供いたします。

21時以降は
¥1500となります。


2013年3月6日



ShotBarピーポッポ 創業28周年記念!
ハッピーアワー&新入荷レアバーボンNOV


写真↑をクリックしてください

新入荷! Eagle Rare 15y イーグル・レアー15年(53.5度・750ml)
イーグル・レアー15年(53.5度・750ml) は、1970代にシーグラム社より誕生したバーボンです。
15回の寒暖の激しいケンタッキーの夏を越し、15年の長い歳月の熟成を経て、1990年頃に瓶詰し出荷されたものと思われます。
まさにケンタッキーを代表する超プレミアムバーボンは、すでに市場から姿を消しています。

2013年3月4日





こちらをクリックしてください↑

春を待つ静岡県浜松の東照宮を訪ねて
2013年3月1日
浜松東照宮は日本を統一した天下人を、二人も世に送り出した出世神社である。
「武士の家計簿」の著者でもある磯田道史氏は、2013.01.30(水)の「古今あちこち」で浜松東照宮を紹介。
浜松東照宮を人知れず訪れ、大出世を果たした大企業の社長も数知れないと、新聞紙上に書いていた。
そして今、パワースポットとして脚光を浴び始めている。





ShotBarピーポッポ 創業28周年記念!
ハッピーアワー&新入荷モルトウイスキーNO\
HAZELBURN SAUTERNES WOOD8y BY WOOD EXPRESSION
(55度・700ml)

(ヘーゼルバーン 8年 ソーテルヌウッドウッド エクスプレッション 2011年リリース )
製造本数9180 700ml 55.9度

こちらからどうぞ⇒1sake-hazelburn.html

スプリングバンク蒸留所の3つ目のシングルモルト・ヘーゼルバーンは、 キャンベルタウンにあります
ヘーゼルバーンはピートを一切焚かず、3回の蒸留で造られるシングルモルトです。
ソーテルヌ(フランスの甘口貴腐ワイン)の空き樽で3年間仕上げの熟成をしました。

ハッピーアワー(18時ー21時)は¥1400を¥1000で提供いたします。

21時以降は
¥1400となります。






ShotBarピーポッポ 
レア・バーボン・シリーズ
ジム・ビーム200周年記念ボトル


アメリカ合衆国建国200周年記念ボトルです。
1995年にリリースされ、輸入元はニッカウヰスキー鰍ナす。

熟成は6年3ヶ月(75ヶ月)でアルコール強度は47、5%です。

酒質は滑らかで柔らかく、豊潤な香りとバーボン特有のナッティーな甘さが仄かに広がります。
すでに市場からは消えたジム・ビームです。
この機会にぜひアメリカ合衆国の200年を偲びながらお飲みください。


OneShot¥1000





小鳥博士は板橋区の生き字引、14年ぶりに来店
2013年2月21日

1昨日のこと、開店するやお客様が入って来た。
「マスター、久しぶりです」
「Wさんですね、久しぶりです」

Wさんはカウンターに座り、ビールを注文した。
私はグラスへエビスビールを注ぐ。
「マスター、私のことすぐに分かりましたか?」
「勿論ですよ。長い付き合いですから」
「嬉しいですね、憶えていてくれて」
「14年ぶりくらいですかね?」
「それくらいになると思います」

Wさんが最初に来店したのは26年くらい前であろうか?
一人で来たり友達と連れ立ったりで、度々来店してくれた。
Wさんは板橋生まれの板橋育ち。
板橋に関する色々な古い歴史を教えてくれた。

とにかく博学強記、栄養学のことから小鳥の育て方、漬物の漬け方、健康体操など立板に水が流れるように話してくれた。
それもすべて独学で実践しての話だから、すべて信憑性に満ちていた。
Wさんは小鳥が大好きで、聞けば今でもインコを6羽と、文鳥を2羽飼っている。


私の娘が小鳥好きだと言ったら、インコの雛が生まれたら、一番賢くて器量よしを持ってくると言ってくれた。
そしてしばらくしてWさんが、インコの雛を箱に入れて持ってきてくれた。
箱を開けて見ると、産毛も残る黄色いインコだった。

何羽か生まれた内、約束通り一番器量よしで利口な雛鳥を持ってきたと言って、育て方を丁寧に教えてくれた。
そして家に帰ったその日から、ママと娘でインコのピーチャンに、餌を与えながら言葉を教え、手乗りインコに育てた。
やがてインコは成長し、娘はピーチャンを肩に載せながら公園へ遊びに行く。

すると娘とピーチャンは、公園でお母さんや子供たちの人気者になった。
さらにすごいのは、ピーチャンの言葉を憶える速度の速さ。
ママと娘が言葉を数回繰り返すとすぐさま憶える。

Wさんが言った一番利口な雛を、持ってきたというのは本当だった。
Wさんは小鳥の気持ちや能力を見分ける、眼力があるのであろう。
だが流石にインコ、能力にも限界があった。

ママは娘のRに聴かせるために「Rちゃん、勉強は?」と教え、私に対して「トシちゃん、行ってらっしゃい」と教えた。
すると時折インコは間違えて「トシちゃん、勉強は?」とやらかす。
私はインコのピーチャンへ「俺は勉強しないで良いの!」

さらに私が仕事に出かける時「Rちゃん、行ってらっしゃい!」とやらかした。
Wさんのおかげで、インコとの楽しい思い出をプレゼントしてもらった。
Wさんは定年で退職してからしばらく経ち、私のお店に顔を出さなくなった。

私の店に来店していた頃は、常盤台に住んでいたが、現在は田柄に住んでいる。
今日もビールを飲みながら、石神井川で泳いだり、釣りをしたり
青蜆を採ったりした思い出を、昨日のことのように話してくれた。
Wさんは古き良き板橋の昔を、たくさん語って店を後にした。

頭には深々と毛糸の帽子を被り、たくさんのポケットの付いたジャンパーを着て、昔と同じようにジーンズにスニーカー姿。
玄関へ出てWさんと別れを告げると、Wさんは足早に駅へ歩いて行った。
その歩みは72歳とは思えない軽やかな足取りであった。



2013 2012.02 2012.01
2012 2011.12 2011.11 2012.10 2012.09 2012.08 2012.07 2012.06 2011.05 2012.04 2012.03 2012.02 2012.01
2011 2011.12 2011.11 2011.10 201109 2011.08 2011.07 2011.06 2011.05 2011.04 2011.03 2011.02 2011.01
2010 2010.12 2010.11 2010.10 2010.10 2010.08 2010.07 2010.06 2010.05 2010.04 2010.03 2010.02 2010.01
2009 2009.12 2009.11 2009.10 2009.09 2009.08 2009.07 2009.06 2009.05 2009.04 2009.03 2009.01
2008 2008.12 2008.11 2008.10 2008.09 2008.08 2008.07 2008.06 2008.05 2008.04 2008.03 2008.02 2008.01
2007 2007.12 2007.11 2007.10 2007.09 2007.08 2007.07 2007.06 2007.05 2007.04 2007.03 2007.02 2007.01
2006 2006.12 2006.11 2006.10 2006.09 2006.08 2006.07 2006.06 2006.05 2006.04 2006.03 2006.02 2006.01
2005 2005.12 2005.11 2005.10 2005.09 2005.08 2005.07 2005.06 2005.05 2005.04 2005.03 2005.02 2005.01
2004 2004.12 2004.11 2004.10 2004.09 2004.08 2004.07 2004.06 2004.05 2004.04 2004.03 2004.02 2004.01
2003 2003.12 2003.11 2003.10 2003.09 2003.08 2003.07 2003.06 2003.05 2003.04 2003.03 2003.02 2003.01
2002.05-12