小山内さんがギタリストに

2005・10.2

いろいろな曲想を奏でる、深夜の独奏は感動的だった
夜遅く小山内さんが、おおきなギターケースを持って現れた。
「ママ、僕のこと、覚えてますか」
少し考えてから、「小山内さんじゃない」
かれが、大山を引っ越してから、かれこれ、どれ位たつのだろうか。
かれはまだ、外語大のスペイン語科の四年生であった。
あれから、なんと四年以上も経過していたのだ。
「今、どうしているの?」
「マスター、あれから、大学を辞めて、ギターの勉強をしました」
「専門は何?」
「スパニッシュ・ギターです」
現在、いろいろなライブハウスで、プロとして活躍しているようだ。
スパニッシュ・ダンスの伴奏も、精力的に行なっている。
そして、スパニッシュダンスとジプシー音楽のことを語り合っている内に、
「マスター、よかったら、今、弾いてみましょうか」
激しくも流れるように動く指先で、たくさんの曲を弾いてくれた。
目の前で演奏する小山内さんは、まさにプロの姿。
演奏が終わると、私たちは思わず拍手。
四年間の間に、人はこんなにも変るものなのですね。
本当に、自分の表現をしたいものに出会った人は、生き生きとして輝いている。
これからの永い人生、小山内さんの表現をする、たくさんのものを楽しみにしています。

2005/10/9(日)、ピーポッポの21周年に、演奏をしてくれることになりました。
ぜひ、聴きに来てください。
8時頃にはじまると思います。