城北高校弓道部顧問とOB

2006・6.12
真ん中の黒服が弓道部顧問先生。笑顔がとても良いですね。みんな若いですが、未成年はいませんよ
 今日は6月12日、 城北高校の弓道部の都総体だ。
結果はどうなっているのか。
すでに武道館で結果は出ているはず。
午後八時頃、OBが三人、ピーポッポに先着した。
「先生はまだですか?」
「そろそろ、来るんじゃないの」
「先に、行ってろって言われたもので」
「何か、好きな物飲んでいれば」
例年、大会の後は、ピーポッポで祝勝会。
今年はどうなったのだろう。
今年も、祝勝会になるとよいのだが。
やがて、先生達とOBがやって来た。
みんなのオーダーを聞いて、大急ぎでカクテルをつくる。
行き渡ったところで、乾杯!
「乾杯の時は、グラスはあてちゃダメだぞ。グラスに傷がつくから」
普通なら、ここで先生の挨拶やらがあるものだが、ゴチャゴチャ言わないところがいい。
「高橋さん、結果はどうだったの?」
「団体は二位。個人は入賞。みんな、よく頑張ったよな。
俺の思った以上の結果を出してくれて満足」
優勝は逃したようだ。
でも、明らかに、一位とは、力の差が歴然としていたようで、気持はみんなサバサバしている。
「生徒は、自分たちに何が足りないのか、何をしなくてはいけないのか、よく理解できたと思うよ」
城北弓道部は、合宿にしても大会にしても、OBたちが何時も沢山応援にくる。
これも、顧問先生の人徳か。
ある時はかつての先生、ある時は友達、そして色々な事の相談役。
大勢の教え子達に囲まれて、先生は幸せだ。
いずれ、この若者達は社会にはばたき、社会の中核をになう時が来る。
そんな若者の成長過程を、じっと楽しみにしながら、見つめていられるのは素敵なこと。