N大医学部バンド仲間&タカさん

11/6<月>

左から、Yさん、Aさん、Iさん、タカさん
土曜日のこと。
N大医学部の学生Yさんが、バンド仲間とやって来た。
「ダボ・スタジオで練習?」
「いえ、今日は学園祭なので、ライブやってきました」
「今の時期なんだ、学園祭」
「明日もあるんです。今日は、3人でお疲れさまで来ました」
Yさんは、何かの、大切な折々に、お祝いのお酒を飲みにやってくる。
「マスター、この前、ミクシーで紹介していたお酒、ください」
「ラッテ・デ・スエッチラね」
そして、Yさんにはオーダーのイタリアのリキュールを。
いちばん学年の下のAさんは、ブルーのロングのお酒と言う注文。
チャイナブルーを。
2人の真ん中の学年のIさんは、紫のショートカクテルの注文。
ブルームーンを。
3人はお酒を飲みながらの、楽しい談笑。

隣に居合わせた、タカさん、
「N君知ってるかな。もう医者になって、3年くらい経ってるとおもうんだけど」
Yさん「コーイチさんでしょ。僕らのクラブの先輩です」
タカさん「そうなんだ。彼は偉いやつでね」
「僕らも、今でもお世話になってます。ギターも早弾きで上手いです」
タカさん「中学から高校とずっと担任でね。彼は高校のとき、弟さんを脳腫瘍で亡くして」
「そうだったんですか。コーイチさんは、みんなに慕われていますよ」
タカさん「そのことで、彼は進路をはっきりと決めたんだね」
マスター「昔、その教え子の話、聞いた事があるな」
「そして、受験した大学の医学部は全て合格。でも、N大を選んだんだ。
弟がお世話になった大学で、医者になりたいと言って」
タカさん、自分の教え子が、医者になり、頑張っていることを、
後輩から、直接、生の声で聞けて、とても嬉しそうだ。
タカさん「マスター、3人に一杯づつ、何かおごってやってください」
コーイチさんに、タカさんとYさん、携帯で電話をしたが、残念にも留守電。
次回は、みんなで一緒にお酒を飲めると良いですね。

芝居の稽古帰り、テアトル・エコーの山下さんが登場