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JULY 2003.07

7/21<月>
夕暮れ時、雲間から輝くように、サーッと陽がさす。
久し振りの強い陽射しに感激!
明日から、夏日がやってくるのかも。

毎日蒸し暑く、厄介な夏にも閉口するが、太陽の無い夏も寂しいもの。
暑い夏の日、よしず張りの木陰の茶店で、心太(ところてん)を、
酢醤油にサクッとつけて、ズルズルつるつると食べるというよりか、
流し込む感触は、例えようもないほどの涼味で絶品。

さしづめ、今の私めならば、心太におかかをタップリまぶし、
山葵を混ぜ、醤油をかけて混ぜ合わせ、島のモルトで一杯なんてな想像をしてみる。
その内、チャレンジしてみてもよさそうだ。

心太はなんとも不思議な漢字を当てる。
凝る藻(こごるも)がココルモになり、心太(ココロブト)に転化し、
トコロテンに変化、漢字の心太がの残ったようだ。
ゲール語のウスゲ・ベーハがウスギーになり、ウイスキーになったように、
言葉の語源とか変化・変容は面白い。

司馬遼太郎が言っていることだが、日本の古語は、南の島へ行けばいく程、
不思議と色濃く残っているというのも、とても興味あることである。

7/19<土>
厚く垂れ込めた雲間から、陽がさすこともなく、
悠揚と夕闇が迫ろうとしている。
雨が多いのはいい事だが、日照度が少ないのは困ったもの。

日本が、ワイン生産の盛んな国だったら、それこそ死活問題である。
カビは生えるわ、葡萄の糖度は上がらず、ビシャビシャの個性のない葡萄ばかりで、
さぞかし、ワイン生産家は頭を抱える事だろう。

何時もの公園に近ずくと、ジーッと一匹のセミの鳴き声を聞いた。
この時期に、セミの声!当たり前なこと。
当たり前な事が、珍しくなったり、不思議に感じたりする事自体が、
きっと、世の中が異常になりすぎているのではないか。

モンシロチョウがヒラヒラと飛んでいても、珍しくとても懐かしく感じたり、
オニヤンマなど見つけたら、ビックリギョウテン!ヒキツケを起こしそうだ。
毎日、何処にでも見かけるものは、カラスだけと言うのも空恐ろしい話しである。

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7/10<木>
女性は第六感が優れていると、つねずね思うことで、
旦那の浮気もパッと見抜く、不思議な能力を持っている。
かと言って、私がかつて見破られたと言っているのではないが。
マスターは何時も、一点の曇りもなく、神に誓って清廉潔白。

でも、女性がもって生まれた超能力は、単に第六感だけではなかった。
人間の大脳の構造にも由来しているようだ。
知性を司る左能と情感司る右脳、そして左右の脳をファジーに交信する、
神経線維の束が存在し、左右の脳を微妙に、しかも正確にコントロールする脳梁がある。
そして、脳梁の後部に「膨大」が存在し、
視覚、聴覚などの五感の情報や言語の情報を柔軟に交換する。

統計学的にいえば、女性の「膨大」は明らかに男性より大きいそうだ。
女性の観察眼の鋭さの秘密は、どうやら「膨大」にあったようである。
女性の超能力には、くれぐれもご用心を。

7/5<土>
近くの畑には、薄緑に茂った葉の下に、大きなトマトがなり始めた。
薄紅でもさしたようにに、微かに色づいた実が、ポツンポツンと顔をだしている。
子供の頃、野原で遊びくたびれて一休みしていた時、
近くの畑にたわわに実った真赤なトマトを、プチプチと勝手に拝借。
ズボンでゴソゴシ、簡単に拭いて、豪快にガブ!ッとかぶりつく。
ブチーッブチーッ、口の中に若々しくも甘いジュースがいっぱいに広がる。
形こそいびつで不恰好だが、綺麗に化粧されて、整形されたようなトマトとは違い、
旬の時しか味わえない、新鮮で、濃密な美味さがそこにはあった。
その時節、一番手に入りやすく、なおかつ安く、滋養に富んで美味しいものが旬。
旬のモノを、お客様のために、一生懸命あちらこちら走り回り、
もてなす為に出した心つくしの主人の料理。
お客様は「ご馳走様」と、心から感謝の気持を言葉で表現。
文字が現すように、馳走はどちらも走り廻る意味。
日本人には、何時も心と心が通じ合う、阿吽の呼吸が存在した。

7・3(木)
もうすぐ、下谷で朝顔市、浅草寺境内ではホウズキ市が始まる。
今年もいよいよ盛夏を迎えるのだが、如何したことか、
ギラギラと焼き尽くさんばかりの陽光もなく、凌ぎやすいのは結構だが、
夏が夏らしくないのも、なんとなく寂しいもの。

今年もすでに半年を経過。
ガサゴソガサゴソのた打ち回っているうちに、
気がついてみれば、アッ言う間の半年でした。
ピーポッポのHPももうすぐ2年目を、何とか無事に迎えられそう。
これからも、皆さんとの永い付き合いの程、よろしくお願いします。

只今、新しいコーナーを造り始めました。
CUSTOMER’S BIRTHDAY
こんなにアイテムを増やして、大丈夫かしらね、本当に。

7/1<火>
今日から、タバコが値上げ。
不景気なご時勢、愛煙家にとってはなんとも痛い話。
タバコが、コロンブスによりヨーロッパにもたらされた当時、
物珍しさも手伝って、とても高価で、お洒落でモダーンな嗜好品であった。

やがて、パリやヨーロッパの街には、タバコ喫茶店もどきのものが建ち始める。
まさに、当時、タバコは時代の最先端。
伊達もの、洒落ものは、こぞってタバコ喫茶で紫煙を燻らせ、
遠い異国からの贈り物をふかせながら、陶然の境地。
しかし、最近は、あまりにも、愛煙家にキツイ風潮が充満し始め、とても気の毒なこと。

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