アルコール度数とプルーフ

アルコール度数には、アメリカン・プルーフとブリティシュ・プルーフがある。
100rの液体に、何mgのエチルアルコールが含まれているかを計る、容量パーセントが採用されている。
水は0プルーフ、100%のアルコールはアメリカでは200プルーフ。イギリスでは175プルーフ。
american・proofの100プルーフは、100÷2で50度。
british・proofの100プルーフは、100÷1.75で約57度。
イギリス海軍御用達の正統派ジンやラム酒は、オーバープルーフ(over proof)
つまり、ブリティッシュ・プルーフの100プルーフ・オーバー表示は、アルコール強度57度オーバーをさす。
比重計と温度計の測定値から、アルコール度数を計測する、プルーフィングボックスなど、昔は存在しなかった。
アルコール強度を測るために、ガンパウダーと等量のアルコールを混ぜ、着火する方法がとられていた。
その炎の状態によって、アルコールの強度を推測。
ブルーの綺麗な炎で燃え上がれば、アルコールの状態の良好であることが、証明(proof)されたのである。

カクテルのアルコール強度の測定の仕方
カクテルの全体を1とし、使用材料を分数化する。
その分数に、それぞれのアルコール度数をかけて、合計したものが、アルコール度数。
サイドカーの場合
ブランデー(アルコール強度40度)1/2×40%=20%
コワントロー(アルコール強度40度)1/4×40%=10%
レモンジュース(アルコール強度0度)1/4×0%=0%
サイドカーのアルコール度数は30%