キュンメル・リキュール<KUMMEL>

キュンメル<Kummel>キュンメルとは、ドイツ語でキャラウェイ(ひめういきょう)のことです。
キュンメル・リキュールは、キャラウェイをベースに、アニスやクミン、レモンピールなどで香り付け。
無色透明の甘い薬草系リキュール。
1575年にオランダのホルス社が、つくり出したといわれます。
帝政ロシア時代、ピョートル大帝がオランダを訪問。
この酒を大いに気に入り、製法をロシアに持ち帰る。
そして、バルト海沿岸のリガのアラッシュ荘園で造らせた、最初のキュンメルが、アラッシュ・キュンメルです。
現在はオランダ・ドイツ・ベルギーなどで生産されています。

キュンメルには3タイプがあります
@ベルリン・キャンメル:アルコール分は40度、エキス分10%から20%、ベルリンで造られたところから命名。
Aアラッシュ・キュンメル:アルコール分は45度、エキス分30%。
キャンメル・ダラッシュとも呼ばれる。
Bアイス・キャンメル:アルコール分は50度から60度、エキス分40%位。
瓶に、砂糖の結晶が付着しているのが特徴。
ラベルには、クリスタル・キュンメルとか、アイス・キュンメルとか、表示がない場合が多い。
フランスでは、キュンメルのことを、<CARVI>といい、浸漬液は消化不良の特効薬として、珍重される。
現在も、消化剤として、利用されることも多い。
キュンメルを使ったカクテル。

<タワーリシチ・カクテル>
タワーリシチ<TAVARISCH>とは,
「同志」を意味するロシア語(ターヴァーリシュチュ)の英語読 。
ウォッカ1/2
キュンメル1/4
ライムジュース1/4
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