カカとゴディバ・リキュール
最近は高級チョコレートがよく売れてるようだ。
とくに、外国から輸入される高級チョコレートの売れ行きの増加は目を瞠るものがある。
物流技術の進歩により、温度と湿度の管理が完全になったのが大きい。
賞味期限の短いものも、現地の店で食べるものとまったく遜色なく、
日本でも食べれれうようになったことも大きな要因。
最近の健康志向ブームにも影響されているのかも。
カカオに含まれる成分に、健康に様々な効果があることが注目を集めている。
チョコレートの原料のカカオには、
ポリフェノールが多量に含まれ、悪玉コレステロールを酸化させ、
真性悪玉コレステロールに酸化させる作用をおさえる効果があることも判明。
この抗酸化作用が動脈硬化や狭心症や心筋梗塞の原因を抑制する。
そして、このポリフェノールには、サルモネラ菌や、
病原性大腸菌O151・大腸菌などに対する殺菌効果もあるとは驚き。
また、カカオに含まれる脂肪酸には、胃がんや胃潰瘍などに関連する、
ヘリコバクター・ピロリ菌を殺菌する作用もある。
さらに、カカオの成分テオブロミンにはストレスを抑制し、集中力を高める効果もある。
16世紀のむかし、メキシコに発達した高度なアステカ文明の時代、
カカオは高貴な貴族階級の滋養強壮の高価な飲み物。
アステカ文明を破壊・略奪した、
スペインの武将コルテスがヨーロッパへもたらしたものが、
カカオを溶かした飲み物ココアであり、それを固めたものがココアである。
バレンタインにはゴディバをどうぞ |
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ベルギーのブリュッセルに1920年創業のチョコレートのの名門ドディバ社が、
1993年に発売したチョコレートのリキュール。
ゴディバのチョコーレートとアメリカのシーグラム社のスピリッツが程よく上品に融合。
最高のクリームにバニラの華やかな香りを配合した、とてもマイルドで高貴なお酒です。
バレンタインには、是非とも飲んでみてはいかがでしょうか。
ストレートでもミルク割りでもOK。
ゴディバの由来
11世紀のイギリス コべントリーに住む人々は、
領主レオフリック伯爵の課す重税に、大変苦しんでいました。
それを知った領主の妻レディ・ゴディバが税を軽くするよう申し出ると、
伯爵は「おまえが一糸もまとわない姿で町中を廻ることができるのならばそうしよう。」と答えました。
美しく慎み深いレディ・ゴディバは大変悩みました。
しかし、とうとう精霊降臨祭の次の金曜日に白馬に乗って街を廻ったのです。
人々はレディ・ゴディバの強い自己犠牲の心根に打たれ、
その日は窓を固く閉ざして彼女の行為に応えました。
レディ・ゴディバの優しい心、
そして自己犠牲の精神をたたえ、社名にゴディバの名をいただきました。
キリン・シーグラムのHPより転載
Lady Godiva(Roger of Wendover)
LADY GODIVAの絵Pre-Raphaelite artist John Collier, circa 1898
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