カンパリの赤は天然色素

ほろ苦い鮮紅食のリキュール・カンパリ。
あの色はてっきり合成着色料で着けられていたと思いきや、
じつは、天然の色素で着色されているとは驚き。
サボテンに寄生する、カイガラムシ科エンジムしの乾燥体をすり潰し、抽出した色素で着色。

まったく毒性の無い安全な赤色のコチニール(カルミン酸と表示することもある)色素で着色されているのだ。
水彩絵の具や化粧品、食品、衣類の染色など色々なものにも使われている。
エンジムシはメキシコなど中南米とペルーに生息。
古来、インカ帝国でも、高級な衣装の染色に使われていた。