HOUSE OF LORDS

「スコッチの司祭」と尊敬され、スコッチ業界のリーダー的存在のウイリアム・ホワイトリーは、
1925年に念願のシングル・モルト蒸留所エドラダワーを手に入れた。
さっそく、南ハイランド・ピトロッホリーの郊外に新会社を設立。
エドラダワーをふんだんに使った、理想のブレンデッド・ウイスキーを造り始めた。
そして、誕生したのがハウス・オブ・ローズ。
当時としては、もっとも高価なウイスキーで、名前のとおりイギリス上院議会の御用達となる。
やがては、イギリス王室御用達は勿論、イギリスの上流階級やヨーロッパの王室御用達となる。
10年くらい前から、何故か日本市場から姿を消した、幻のブレンデッド・ウイスキーであった。
最近、偶然にも発見!とても感激!
ウイリアム・ホワイトリー社は、現在ペルノー・リカール社の傘下。
ピトロッホリーは、1902年、イギリス留学した夏目漱石もかつて滞在した土地でもある。

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