リキュール物語
リキュールはラテン語のリケファケレ
(LIQUEFACERE溶かす・溶かし込む)が語源だと言われる。
中世の錬金術師達は、錬金術における「賢者の石PHILOSOPHER’S STONE」を、
精錬の試みのなかで、蒸留酒造りを発見した。
そして、生まれた強烈な酒をアクア ヴィテ(AQUA VITAE生命の水)と称し、
生命維持のための秘薬として用いていた。
さらに、そのアクア ヴィテに各種の薬草を溶かし込み、
「生命の水」を凌ぐ霊酒を造りだした。
 シャルトリューズ ベール・・・・・・one shot¥700
オリジナル処方は1605年に、アンリ2世の宮廷人により伝えられ、めぐりめぐって、
1764年にフランス東南部のグルノーブル山中の
ラ グランド シャルトリューズ修道院に伝えられ、ジェローム モーべック修道士が、
現在のシャルトリューズ ベールの原型を造り出す。
130種類の薬草を使った香り高いリキュールである。
             ロクストン スロージン・・・・・・one shot¥700               
 スロージンは日本の梅酒のように作られ、胃腸の調子を整えたいときや、
疲労回復のために飲まれていたイギリスの家庭酒。
スローベリーを軽く破砕し、グレーンスピリッツに浸漬し、
エキス分をスピリッツに抽出してから、
2ヶ月位熟成させた後、濾過し砂糖や水を加えて作る。
スローベリーは西洋すももでプラムの一種。
ディサローノ・・・・・・one shot¥600
1525年、ミラノ市郊外にある聖堂。
レオナルド ダビンチの弟子ベルナルディーノ ルイーニという画家が
キリスト生誕のフレスコ画を描いていた。
やがて、彼は7年間宿泊していた宿の若き未亡人、美貌の女主人に魅せられ、
彼女をモデルに聖母マリアの像を描く。
そして、女主人は、感謝の印として、甘く魅惑的な香りのリキュール、
アマレットを作り、画家に捧げた。
ウニクム・・・・・・one shot¥1000
1790年、ハプスブルク家の侍医だったツバックが、
ヨーゼフ2世の健康のために処方した薬種がはじまり。
ウニクムとは「ユニーク」の意味。
ヨーゼフ2世がこの酒を飲んだ時、
「これはなんとユニークな酒だ」と言ったのが始まり。