誕生石とイメージカクテル
1月 ガーネットGARNET柘榴石(友愛・忠実)
キス・イン・ザダーク/ボルガ・ボートマン
柘榴の種のように赤いことから、ラテン語で種子や穀粒を意味するGRENUMがGARNETの起源。
古くから、魔除けの石として、中世の十字軍たちもごしょ大事に身に付けていた。
また、この石の持ち主には、変わりない愛情を保障すると言われている。
ユダヤの伝説によると、ガーネットがノアの箱舟の灯火の役目を果たしたと伝えられる。
2月 アメジスト・AMETHYST・紫水晶(心の平和・叡智)
 アティー/ブルームーン
ギリシャ語で酒に酔うという意味のMETHUS=メタスに否定を意味するAを付け、
酔わないの意味のAMETHUSTOになり、やがて、AMETHYSTになる。
ギリシャやローマ時代では、酒に酔わない御守りであり、
中世においては「司教の石」でもあった
3月 アクアマリン・AQUAMARINE・藍玉(幸福・不老)
ブルー・ダイキリー/ブルー・トレイン
アクアは水、マリーンは海で海水を意味する。
古代神話によると、海底に住むと言われる美しい海の精の宝物が、浜辺に打ち上げられて
アクアマリーンの宝石になったと言われている。
安全で順風満帆な航海を願う船乗り達のマスコットの石でもある。
4月 ダイヤモンド・DIAMOND・金剛石(純潔・平和) 
ダイキリ/バラライカ
金剛石とは、金剛不壊と言って、何物にも侵させない硬さをもつ石のことです。
ダイヤモンドの起源は、ラテン語のDIAMASに始まり、ギリシャ語のADAMASとなり、DIAMONDになる。
ガラスの器を意味するギアマンは、オランダ語のDIAMATが転化したもの。
1692年に出版された、ウォルフィイの「奇妙な護符の研究」によると、
「ダイヤモンドは左手、サファイヤーはリングフィンガーである薬指に、
エメラルドは人差し指、トルコ石は人差し指でも小指でもよい」と書かれているという。
5月 エメラルド・EMERALD・翠玉(希望・幸福) 
アラウン・ザ・ワールド/パール・ハーバー
ギリシャ語のSMARAGDSから派生し、16世紀にEMERALDになる。希望と幸福のシンボルであり、
悩める心に安らぎを与える「愛の石」と言い伝えれている。
中世のキリスト教では、聖杯の石でもあった。
6月 パール・PEARL・真珠(幸福・長寿)
ホワイト・キャデラック/ホワイト・ナン
日本では、古くから白珠・シラタマと呼ばれ、古事記や日本書紀にも度々登場する。
真珠特有の光沢や美しい輝きを、「オリエント効果」と言う
7月 ルビー・RUBY・紅玉(仁愛・威厳)
 バカルディー/ジャック・ローズ
ルビーの真っ赤な色は、不滅の炎の色と信じられ、燃え上がる情熱や、深い愛情を表現する。
ルビーの語源となるラテン語のRUBEUSUは赤を示す。最上のルビーはPIGEON BLOOD=鳩の血の色とされている。
不死身の力が授かるものと信じられ、戦場での傷よけの護符ともなる。
8月 瑪瑙 AGETE 瑪瑙・めのう (愛・思いやり)
エル・プレジデント/横浜
世界中の古代装身具に使われ、我が国でも、七宝の一つに数えられる。
形状が腎臓状で、馬の脳みそに似ていることから、馬脳で瑪瑙と名づけられた。
この宝石の発見されたシシリー島の小川の名前ACHATESが語源であり、ACHATになり、やがてAGATEになる。
9月 サファイヤ SAPPHIRE 青玉 (貞操・誠実) 
エクソーシスト/シーサイド
サンスクリット語のSAURIRATNA・サターンの石に起源をもち、やがて、ラテン語のSAPPHIRU・青色の意味に転化する。
この宝石の持ち主には、純潔、徳行や人に愛される温情を齎し、心に平和を与えるとされている。
キリスト教では、知恵・平和のシンボルとして、聖職者の指輪に選ばれた。
10月 オパール・OPAL・蛋白石(希望・忍耐) 
オパール/ホワイト・リリー
語源は、サンスクリット語のウパラ=貴重な石。ローマ人により、OPALUS・オパレスとなる。
古代、この石は、永遠の泪から生まれたと信じられ、「泪のシンボル」となる。
中世には、「泪の石」とも呼ばれ眼病を治し、持ち主の姿をも隠す「盗賊のパトロン」の石とも呼ばれた。
11月 トパーズ・TOPAZ・黄玉(友愛・幸福)
イェロー・レディー/マタドール
語源はギリシャ語のTOPAZOS・捜し求める。
霧によって隠されていたこの石を探し出すのに、大変に苦労した貴重な宝石であったと伝えられる。
サンスクリット語のTOPASは火を意味する。この石特有の色は、やや赤みのある黄色で、シェリー酒の色と表現される。
最高の物は、IMPERIAL TOPAZともPRECIOUS TOPAZと言われる。
12月 トルコ石・TURQUOIS(繁栄・成功) 
ブルー・テイル・フライ/ブルー・ハワイアン
B.C300年代の昔から、金製の財宝や装身具によくマッチし、黄金の輝きと補色対比をなすことから、人々に大変尊ばれてた。
この石の持ち主には、勇気・幸運・繁栄を与え、最愛の人の危険や不貞からも、トルコ石の色の不思議な変化で護られるとも言われてる。
しかし、この石は、トルコではまったく産出されず、トルコの隊商により、ヨーロッパに持ち込まれたためにうまれた名前である。