日本酒メモ
「秋田県・白神山地・白瀑」


白神山地・湧水仕込み
特別純米生原酒
  6号酵母
  原料米 酒こまち
  精米歩合 55%
  アルコール 17,3%
  日本酒度 +1
  酸度1,7
創業/明治34年 代表/山本友厚
所在地/秋田県山本郡八峰町八森字八森269

白神山地は薬師山の麓、
蔵元からほど近く、慈覚大師開祖の白瀑神社がある。
神社の上流、今は世界遺産に認定された、
ブナの原生林の中から、清冽な水が湧きでる。
その湧水を、何も手を加えず、自然のまま、酒の仕込み水にする。
酒色は透明で清澄、綺麗な酒だ。
グラスに注いだ酒を鼻元へ。
磨きぬかれた「酒こまち」の吟香が漂う。
「酒こまち」は、秋田県で開発した酒造好適米。
香りは発ちすぎず心地よい。
口に含めば、まろやかにころがる。
そして、口の中に広がり華やぐ。
だが、けっして重くはない。
ぐびっと飲み込めば、切れ上がりは爽やか。
鼻孔に、戻り香の雅の余韻。
八森はハタハタが名産。
ハタハタの塩焼きを肴に、
グラスの白瀑に、桜花一輪浮かべ、風雅を楽しみたいもの。