小さな旅&日記
「日光・二社一寺巡り」を更新
2008年11月15日

今日の夕ご飯はインコたちと
2008年11月8日

今日は家で晩御飯にした。
仕事がら、ほとんどが外食。
家で夕飯は滅多にないこと。
昨日のあまり物をおかずにして、夕飯には少し早いが食事をとる。

玉ねいとベーコンと玉子を具にしたスープ。
魚肉のハンバーグ。
大根おろし。
赤株のスライスの甘酢付け。
そして、ハムと玉ねぎとレタスと茹で玉子のサラダ。
それに青紫蘇のドレッシングをかける。
勿論、ご飯を一膳。

テレビを見ながら食事をしていたら、
セキセイインコが飛んできた。
家に放たれていたのだ。
まずは私の頭へとまった。
そして、サラダの皿へ飛び移った。

すると、紫蘇ドレッシングのかかった玉ねぎのスライスを、
嘴でつつき食べ始めた。
私もお構いなしに、サラダに箸をつける。
しかし、インコは平然と、忙しなくサラダをつまむ。
やがて、食べ飽きたのか、飛び離れていった。

すると今度は、大きな体のおかめインコが、
のっしのっしと、頭の毛を逆立てて、テーブルの上を歩いてきた。
そして、またもや、遠慮深げに、私の顔を窺いながら、
皿に足を掛け、サラダをつまみ始めた。

嘴で少しつつき、少し食べ、大きな目をまん丸にして、
私の顔を見ては、またサラダを食べる。
あいかわらず、頭の毛を真っ直ぐ突き立てたままだ。
そしてまた、満足げに、おかめインコは飛び立っていった。

深夜の平和な会話
2008年11月7日

深夜3時頃。
車のラジオから、ロッキーのテーマソングが軽快なリズムで流れる。
何時聞いてもわくわくと心躍る。
助手席で、エビスビールを片手に、
対向車のヘッドライトの流れゆく光の渦を愉しむ。

そして運転するママへ。
「ロッキーより、俺の優れてる事あるんだけど。わかる?」
ママは無言。
私は待ちきれず、答えを出した。

「ロッキーのトレーニング、片手腕立てだっただろ。俺は片手片足だよ」
すると、ママの心無い返事。
「まあね」
その一言で終わりました。
平和な平和な、店からの帰路の会話でした。


旦那さんの笑顔が懐かしい
2008年11月3日

最近、一眼レフカメラの調子が悪い。
先日、日光に行った時もそうだ。
度々エラーが出て往生した。
撮った写真も、露出が足りなかったり、オーバーしていた。
今月は長野県の善光寺から別所温泉へ、紅葉狩りに出かける予定だ。
それまでに、カメラを修理しなければ。

そこで、先週の土曜日、上野の松坂屋と、銘菓「うさぎや」近くの
キャノンの修理センターへ、カメラを預けに出かけた。
どうやら、カメラ本体ではなく、レンズに問題があったようだ。
取り合えづは、旅行までに、修理は間に合いそうで安堵した。

それにしても、この辺りは懐かしい。
湯島天神前のマンションに住んでいた頃、ぶらぶら散歩したり飲み歩いた。
そして、ついでに、上野広小路からアメ横通りを歩いてみた。
土曜の昼下がり、相変わらずの大賑わい。
しかし、アメ横通りには、かつての老舗のお店はほとんど消滅している。

残っているのは、鳥料理「守よし」、うなぎの「弁慶」、和装小物「丸徳」、
洋品の「片岡」、眼鏡の「白山」くらいだろうか。
広小路の表通りに、はまだまだたくさんの老舗が残っていて、さすがだと思う。
しかし、かつて、文人墨客の集う洋食「三橋亭」はすでにとうにない。
そして、30年以上も前、この地にあった料理屋で、私は支配人をすることになった。
だが、本店は10年以上も前に無くなり、残された支店も、今年の夏ころ消滅した。

今はむなしく響くビルのな前だけが残り、まったく違うお店になっている。
私が仕えた頃、旦那さんは明治生まれの粋人。
そして、商売が大好きで、現場を滅多に外すことにはなかった。
旦那さんは私を、息子のように可愛がってくれた。
やがて、旦那さんは交通事故で入院、その後、帰らぬ人となった。。
私が30歳くらいの時だ。

それから、女将さんと私の2人3脚で頑張った。
従業員は、多い時で、140人近くいた。
とても忙しい毎日。
旦那さんがやっていた事を、私が替わりに、出来る限りの事をやった。
そして、私は9年間勤めて、無理を言って、退社させていただいた。
その店は今はもう無い。
存在していれば、70年以上の歴史を持つ老舗。

旦那さんは上野広小路辺りの顔役だった。
台東区の高額納税者の定連でもあり、
「上野のれん会」の相談役もしていたくらいだ。
生前には、旦那さんには、色々な事を教えてもらった。

旦那さんの葬式は、勿論、旦那さんがこよなく愛した本店で出した。
地下1階、地上5階建ての建物全てを会場にして、盛大な葬式を出した。
やがて、本店の前に着けられた霊柩車に棺は移され、女将さんの葬送の辞。
そして、霊柩車の警笛が鳴り、大勢の見送りの中、車の姿が消えた。
あれから、すでに、30年以上は経った。
出来るならば、旦那が愛したお店を、1軒だけでも残していただきたかった。
今は遠い、優しい旦那さんの笑顔が偲ばれる。


小春日和に誘われて
2008年11月2日


今日は11月2日。
今年も残すところ、あと2か月。
1年とはなんとも早いものか。
旧暦で言えば、今月はまだ神無月。
寒さ厳しい玄冬も、僅かな月日でやって来る。
そんな秋の日に迎える、麗らかな陽気の小春日和。

昨日に続いて今日も、
柔らかくて優しく包み込むように、暖かな秋日が、窓から射し込む。
だが、さすがに11月。
昨日は、去年より17日早く、木枯らし1号が吹いた。
10月中旬から11月末に吹く、最大風速8メートル以上の北寄りの風。
暖かな陽光の中、肌を刺す一陣の冷たい強風は、やがて来る冬の便り。

さて、せっかくの本日の暖かなお日和。
小春日和に感謝しながら、ぶらりぶらり、何処へやら出かけるとするか。
目的もなくあてもなく、とろりとろりのドライブもまた愉しい哉。
といっても、運転のできない私。
助手席で、ただただ安穏としているだけなのだが。
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