ユウジ&ノブコ
2002.9.15




pm11.30頃、電話がツルルー、ツルルーと鳴る。
「ピーポッポです」私は受話器をとる。
「今日、何時まで営業してますか?」
優しくて丁寧な言葉使いの、若い女性の声である。
「そうですね、日曜ですので、2時位になると思います」
「それでは、これから伺いますので、よろしくお願いします」
そして、2人は、ピーポッポにやって来た。
ノブコさんは、なんと、ピーポッポに10年ぶりにやってきたのだ。
そうそう、10年前、私の店に、法政大学のボクシング部の連中が、
しょっちゅう来ていたものだ。
そして、或る日、ボクシング部の連中が勤める、
バイト先の女子大生達を連れてきた。
そのときの一人が、ノブチャンだった。
そうそう、まだ二十歳のはちきれんばかりの、
ピチピチギャルであった。
あれから10年、あっという間でしたね。
でも、涙が出るほど嬉しいですね。
忘れずに、こうして顔を出してくれるのですから。
今度は、ピーポッポの近くに引っ越して来てくれたので、
チョコチョコと顔を出して下さいね。
私も年ですから、10年先は、どうなっているのか分りませんよ。
これからも、ヨロシク。