タケオ&ノリ
2002.9.18



タケチャンが、真っ黒い顔をして、
何時もの様に、ノリちゃんと来店した。
「タケチャン、真っ黒ね」
「ママさん、日に焼けてるでしょ」
「また、やったんじゃないの」
「マスター、博多まで行ってきました」
「ギターかついで、ママチャリで。博多とは、そりゃすごいね」
「帰りは、山陰を通って、北陸へ出て、実家の米沢まで行きました」
「何日かかったの」
「40日間、苦しい旅でした。苦しいからこそ、
こんなにも日本が美しい国なんだ、ということを発見しました」
タケチャンは、ストリートミュージシャンなので、旅の先々、
ストリートで演奏をしながら、お金を稼ぎ、旅を続けたそうです。
走行距離はなんと、2000キロ!だったそうです。
東京から北朝鮮までの距離よりズットズット長いようです。
なんとも、空恐ろしいですね。