新年へ一足早い乾杯!
2013年12月28日



暮れも押し迫った28日、高知県からSさんと、東京都府中市に住むMさんが来店した。
二人はかつての仕事の同僚、20年前は週末に度々来店してくれた。
その時、2人はまだ二十歳を過ぎて幾ばくもなかった。

今はそれぞれの道を歩き、機会を作り時々会っているそうだ。
その間、人生、山あり谷あり、様々な紆余曲折もあったようだ。
だが今は着実に人生を切り開き歩んでいる。

Sさんは会社の転勤で高知県へ、3年前に移った。
そこで余暇にサックスを練習し、仲間たちと演奏会も開いているようだ。
Sさんが私の店に来店するのは、4年振りであろうか?

その頃はまだ長野県松本市に住んでいた。
Mさんは15年ぶりであろう。
Sさんと店に入ってきた瞬間、私は思わず「Mさんでしょう!」と言った。

するとMさんは照れたように、「分かりますか?」
「もちろんです!」
Mさんの顔に笑顔が浮んだ。

そして2人は昔を懐かしみながら、様々なお酒を飲み愉しい語らいが続いた。
かつて飲んでいたお酒が、遠い昔を鮮やかに蘇らしてくれる。
やがてMさんがシャンパンのカクテルを注文した。

するとSさんも注文し、隣にすわるKさんにも、シャンパンカクテルを作って差し上げた。
Kさんは東京から函館へ引っ越して2年経つ。
そして東京へ帰省し、私の店へ連日立ち寄ってくれる。

私は三者三様のシャンパンカクテルを作る。
3人はシャンパンブルースとキールロワイヤルとミモザを手にし、仲良く乾杯をする。
笑門来福、年の瀬に別れを告げ、一足早い新年へ寿ぎの乾杯をした!