石垣島から7年ぶりに来店! 2022年10月25日 先日、石垣島から、7年ぶりで、お客様が来店した。 手には石垣島の銘酒請福と、黒糖とお土産を持って。 前回は8年ぶりだった。 前回来た時、私は「せっちゃん、今度はもう少し、短い周期で来てね。さもないと、あと何回しか会えないよ」と。 「分かりました。もう少し、短い期間で来ます」 確かに、今回は1年早かった。 「せっちゃん、幾つになった?」 「55になりました」 彼女が初めて来店したのは、大学を卒業して、2年目くらいであった. すでに32年まえのはなしである。 私の店が好きになり、近くに引っ越してきて、たびたび来店してくれた。 そしてあるときから、ピタリと来店しなくなった。 それもそのはず、石垣島に移住していたのだ。 今回は会社を退職し、失業保険で生活している。 故郷の長崎県平戸で、色々なことがあったようだ。 今回はゆっくりと、東京巡りに来たらしい。 沖縄石垣島出身のミュージシャン・新良幸人のライブを、聞きに来たらしい。 彼の大地から溢れ出るような歌声と、躍動する三線が、力を与えるだろう。 そして連日、美術館や博物館へ出かけている。 1週間で、20の博物館や美術館へ、行ったそうだ。 石垣島には、映画館も美術館もなく、東京は羨ましいようだ。 さらに群馬県高崎辺りにある、古墳巡りもしている。 たしか彼女は国立山口大学で、考古学などを勉強していた。 すると彼女のお友達が、9時ころに来店した。 新良幸人のライブで、たびたび会い、友達になったようだ。 彼女は偶然にも、大山の地元生まれで、育ちだった。 2人は色々なカクテルを飲み、仕上げにジントニックを飲んだ。 せっちゃんは駒込に、宿をとっている。 今日は東京の最後の夜。 午後零時前に、ショットバー・ピーポッポを後にした。 「今度はいつ来るの?」 「5年くらいかな」 「それはどうかな。僕らが元気なら、大丈夫だけど。保証はできないよ」 せっちゃんと友達は、大山駅の方へ歩いて行った。 昔は冗談で言ってたことが、今は現実になりつつある。 あと何年元気で、生涯現役でいられるのかと……。 |