Iさんは遠く石垣島に移住していた!
2016年9月16日

Iさんのお土産  琉球泡盛 黒真珠 43度


美しい海と自然がなければ決して採ることのできない黒真珠。
まさに八重泉の「琉球泡盛・黒真珠」は八重山の清らかな水と自然が創り出した泡盛の中の宝石。
芳醇でちょっと贅沢な味わいのする泡盛です。

(蔵元より引用)

シルバーウィークの初日、早い時間にIさんが友達と一緒に来店した。
本人いわく、10年半ぶりの来店だという。
彼女はかつて、私の店のある隣町、板橋区氷川町に住んでいた。

だが10年前、ぷつりと消息を絶った。
それ以来の突然の来店である。
それもそのはず、10年半前に東京を離れ、遠く沖縄石垣島に移住していたのだ。

上京するのも、それ以来なのである。
東京にいたころに比べ、とても健康そうである。
彼女ののんびりとした性格が、石垣島の自然と、そこに流れるゆったりした時間に、調和しているのであろう。

私の店に来店している沖縄の人が、私に言っていた。
「沖縄の離島に住み、土地の人に受け入れられるには、最低でも10年は必要ですね」
Iさんはそんな苦労もなく、すんなりと溶け込んで行けたようだ。

近くに住む、90歳近い老婦と仲良しになったのが、良かったのかもしれない。
今回は初めての長期休暇、8連休を会社からいただいたようだ。
そこで思い切って、東京へ出かけることにした。

そしてかつて通った、ショットバー・ピーポッポへ、心を躍らしながら来店してくれたのだ。
振り返れば、Iさんが最初に、私の店に来店したのは、23歳の時だったが、現在は40歳を過ぎている。
すでに20年の歳月が流れていた。

私はIさんに、「もう10年は堪忍ですよ。私たちはすでに老人ですから」
「マスターとママは大丈夫です!」
石垣島は遠いけど、また時間を作って、なるべく短いスパンで来てください。