Iさんは遠く石垣島に移住していた! 2016年9月16日
シルバーウィークの初日、早い時間にIさんが友達と一緒に来店した。 本人いわく、10年半ぶりの来店だという。 彼女はかつて、私の店のある隣町、板橋区氷川町に住んでいた。 だが10年前、ぷつりと消息を絶った。 それ以来の突然の来店である。 それもそのはず、10年半前に東京を離れ、遠く沖縄石垣島に移住していたのだ。 上京するのも、それ以来なのである。 東京にいたころに比べ、とても健康そうである。 彼女ののんびりとした性格が、石垣島の自然と、そこに流れるゆったりした時間に、調和しているのであろう。 私の店に来店している沖縄の人が、私に言っていた。 「沖縄の離島に住み、土地の人に受け入れられるには、最低でも10年は必要ですね」 Iさんはそんな苦労もなく、すんなりと溶け込んで行けたようだ。 近くに住む、90歳近い老婦と仲良しになったのが、良かったのかもしれない。 今回は初めての長期休暇、8連休を会社からいただいたようだ。 そこで思い切って、東京へ出かけることにした。 そしてかつて通った、ショットバー・ピーポッポへ、心を躍らしながら来店してくれたのだ。 振り返れば、Iさんが最初に、私の店に来店したのは、23歳の時だったが、現在は40歳を過ぎている。 すでに20年の歳月が流れていた。 私はIさんに、「もう10年は堪忍ですよ。私たちはすでに老人ですから」 「マスターとママは大丈夫です!」 石垣島は遠いけど、また時間を作って、なるべく短いスパンで来てください。 |