岩手県盛岡市の銘酒「菊の司」の贈り物! 2015年1月27日 昨年の12月、岩手県盛岡市にある蔵元から、銘酒「菊の司」が届いた。 お客様が菊の司酒造鰍ニ親戚で、蔵元から直送してくれたのだ。 菊の司酒造は盛岡市の繁華街にあり、安永七年(1772年)酒造創業の、東北を代表する老舗蔵元である。 現在は「菊の司」と「七福神の」の銘酒を醸す。 家に帰り「菊の司」の化粧箱を開封し開栓する。 グラスに注ぐと、馥郁とした香りが広がる。 グラスに注がれたお酒は、微かな山吹色に輝いている。 磨き抜かれた米の心から醸され、お酒の化粧を控えているからであろう。 グラスを持ち、空気と馴染ませるように、緩やかにグラスを揺らす。 お酒が揺れながら、グラスの内側に、酒紋を描いてゆく。 やがて高貴な香りが、柔らかに立ち上る。 口元へ近づけ飲み込む。 口の中のお酒が、舌になめらかな重さを伝える。 そして晩秋から初冬にかけ、草花を濡らす露のように、触感は艶やかである。 だがそれは決して重たすぎず心地よい。 さらに口の中で、ころころと空気と触れさせると、お酒の香りは華ぎ、優雅に口内を漂う。 お米を55%まで磨き上げ、醸されたお酒が、雅びに匂い立つ。 そして吟醸の甘みが、心地よく深い余韻となる。 飲み込むと、するすると喉元を、滑り落ちて行った。 そして吟醸香が戻り香りとなり、鼻先に華麗に漂い流れる。 正月も近い深夜、岩手県の銘酒「菊の司」を、愉しく堪能させていただき感謝! 菊の司酒造 〒020-0885 岩手県盛岡市紺屋町4-20 |