冬の宵、JAGERTEE(イエーガーティー)&Jagermeister(イエーガーマイスター)をどうぞ!
2013年11月1日

先日、オーストラリアヘ旅行したMさんが、お土産を持って来店してくれた。
そのお酒はJAGERTEE(イエーガーティー)。
JAGERTEEの名前は、原産地呼称保護制度により、オーストリアだけで表記される。

オーストリアやスイスなど中央ヨーロッパのスキー場では、冬場の花形リキュールとなる。
山岳地帯のスキー場で、スキーを楽しんだあとにこのリキュールを飲む。
そしてまたゲレンデに戻り滑るので、スキー事故を起こし大怪我をする人たちも多いようだ。

もちろん一般家庭でも、冬場にはとても人気がある。
家庭においても自家製のイエーガーティーを作り、それぞれ家庭の味を楽しんでいる。
オーストリア生まれのストローラムに紅茶を加え、クローブなどお好みの様々なハーブを加え,、イエーガーティーを作る。

イエーガーティーはドイツでは、Huttentee(山小屋の茶)やForstertee(林務官の茶)のような名前で販売されている。
さらにチェコ共和国やスロバキアでは、グログの名前で販売される。
このイエーガーティーに似ているリキュールに、Jagermeister(イエーガーマイスター)がある。

1935年の発売以来、圧倒的な販売量を誇る。
アルコール度数は35度で、エキス分は15.7%の濃赤色リキュールは、,56種類ものハーブや草根木皮が使われる。
ボトルのラベルには牡鹿が描かれ、その豊かな角の間に金色に輝く十字架が光っている。

7-8世紀頃の昔、狩人が山に分け入り雄鹿を見た。
牡鹿の角の間にさん然と輝く十字架に精霊を見た狩人は、やがて悔い改め聖職者になった伝説を表す。
まさにイエーガーマイスターは、「狩人の守護聖人」を意味し、アメリカでも大人気のリキュールである。

これから寒くなる冬の宵、温かいイエーガーティーをお楽しみください。
いままで味わったことのない不思議なお酒です。
なぜか日本には輸入されていないようです。