花彫紹興酒物語
2013年01月25日



壺の表

花彫紹興酒は中国・浙江省紹興市で造られる糯米(もちごめ)を原料にした醸造酒です。
それは黄酒の一つで、アルコール度数は18度くらいです。
色は濃厚な黒褐色で日本酒の古酒に似ています。

壺の裏

味は芳醇にして、口の中に馥郁と豊艷な香りが漂う。
そしてとろりと滑らかな舌触りと共に、濃厚な蜜を溶かし込んだような、豊潤な甘さが口の中に広がります。
花彫紹興酒は紹興市人民政府が認めた最高の紹興酒です。

※酒名の由来※

紹興市の家庭で娘が生まれると、その誕生を祝って甕に紹興酒を入れて密閉し、地中に埋めました。
やがて娘が結婚して嫁ぐ時、地中の甕を掘り起こし甕を開け、結婚の祝い酒にしたり、その酒を娘の財産として持たせたりしました。
その紹興酒の甕には、祝いの席に相応しいように、物語や伝説の人物などを美しく彫り飾りました。


20年くらい前に、中国へ仕事で度々出かけたお客様に、3本くらい購入してきてもらいました。
すでに2本は消費し、最後の1本が残っております。
日本は勿論、中国本土でもとても、貴重で高価な紹興酒です。