酒瓶の中で、ハブが咆吼している!
2013年2月15日


18年くらい前の話になるであろうか?
私のお店に時々顔を出してくれる女性が、ある日のこと男性のお友達と連れ立って来店した。
そして私たちに紹介してくれた。

男性は彼女の大学時代の先輩で、大学は異なるのだが、大学のクラブのソシアルルダンス仲間であった。
そしてダンスの大学選手権では、優勝を競うほどのペアであったそうだ。
やがてそれぞれ大学を卒業後会社に就職。
それ以来ほとんど会うこともなかった。

その後、それぞれ結婚をして、全く音信不通となったらしい。
ところがある時、偶然の再会を果たした。
その時、二人共様々な事情により離婚をしていた。

二人はかつての大学時代のソシアルダンスを思いだし、またペアを再結成した。
二人はすらりとした容姿で背筋が立ち凛々ししい。
社会人の部で積極的に競技に参加すると、にこやかに語ってくれた。

それから2年くらい来店しなかったであろうか?
ある春の宵、私の店を二人で再訪してくれた。
二人は結婚したことの報告をしに来てくれたのであった。

そして沖縄に新婚旅行へ行くので、お土産を訊かれた。
私はハブ酒を頼んだ。
その後1ヶ月くらいしてお土産を持って、二人で仲良く来店してくれた。

包装紙を開けると、一匹の獰猛そうなハブが咆吼し、酒瓶の中でとぐろを巻いていた。
今では捕獲量の制限もあり、ハブ入りハブ酒はかなり貴重品になっている。
私もまだ飲んでいないハブ酒、そろそろ開ける時が来たようだ。

滋養と強壮の沖縄のリキュールは、幸せを運ぶ使者となるであろう。
ソシアルダンスの二人は、優雅に舞いながら、人生を愉しんでいることであろう。
開封の折はぜひ沖縄の伝統の味をお楽しみください!



(株)南都酒造所 35度 800ml


(株)南都酒造所の資料より

生け捕りにしたハブを、サトウキビからつくった59度のアルコールに浸けて抽出。
丁寧な作業による特別な製法により、臭みを除去し、泡盛をベースに13種類の薬草とブレンドした、
果実系のハーブでハブの旨味を包みこんだからだにやさしいリキュールです。
昔から滋養強壮酒などとして重宝されてきたハブ酒ですが、
ハブの捕獲量が限られているため、この商品も数量限定となっております。

また、ハブ入り酒は、仕次ぎをすることで長い間楽しめます。
仕次専用酒「ハブ源酒」や、35度以上の泡盛などの蒸留酒などを注ぎ足してくだい。
飲み方は、ストレート、オンザロック、水割り、お湯割りなど、お好みのスタイルで、
1日30ml程度を食前・後や、終身前に飲むのがおすすめです。