フランシス・アルバート・カクテル ( Francis ・Albert ・COCKTAIL)

このカクテルは青山のバー「ラジオ」で生まれた。
名前の由来は、エルヴィス・プレスリーと共に、アメリカの20世紀を代表する偉大な歌手、「ザ・ヴォイス」とも称された
フランシス・アルバート・シナトラ(Francis Albert Sinatra、1915年- 1998年)から命名されている。
シナトラは、バーボンはワイルド・ターキー、ジンはタンカレーを愛飲した。

だから、このカクテルは、ワイルドターキー(50.5%)45ccと、タンカレー・ジン(47.3%)45ccで造られる。
多くはオンザロック・スタイルで飲まれるが、水を少々加えても美味しい。
また、ミキシング・グラスでステアしても、味はよりシャープに切れあがる。
オンザロックならば、飲み口はハードだが、時がたつに従い、味はまろやかになり、カクテルの変化を愉しむ事ができる。
それにしても、アルコール強度48.9、90ccのカクテルはハードだ。
くれぐれも、飲みすぎには気をつけてください。

甘く魅惑的に囁くような,、シナトラが歌うトレンジャー
(Strangers in the Night)でも聴きながら、フランシス・アルバート・カクテルはいかがだろうか。
また、独りぼっちで落ち込んだ時、マイ・ウェイ(My Way)でも流しながら、ゆっくりと飲んでみてはどうでしょうか。
口に含まれたカクテルは、時にはワイル・ドターキー の味が膨らみ、すると、今度はタンカレーがゆっくりと顔をもたげる。
ワイル・ドターキーとタンカレー・ジンが、緩やかに、口の中で踊ります。