オリジナル・カフェ・ラッテ・カクテル (Caffè Latte Cocktaill)
2011年5月18日

コーヒーリキュールに牛乳を注ぎ入れ、さらに生クリーム少量を加える。
それをホ一パーで泡立て、クラッシュドアイスたっぷりのグラスに注ぎ入れる。
その上から、インスタントコーヒー・パウダーを振りかける。
仕上げにストローをさせば出来上がりです。
上品なリキュール入りの、大人のカフェ・ラッテ (Caffè Latte)が愉しめます。

カフェ・ラッテは、もともとコーヒー牛乳を意味するイタリア語であり、より正確に発音表記するならば、「カッフェ・ラッテ」となる。
さらにはまた、カッフェッラッテ (Caffellatte) と綴られたり、カッフェ・エ・ラッテ(Caffè e Latte)とも表記される。
発祥はヴェネツィアにある、カッフェ・フローリアン(Caffè Florian) 。
1720年12月29日に、サン・マルコ広場南側、新行政館の回廊のなかに創業した。
1720年と言えば、サヴォイア公のヴィットーリオ・アメデーオ2世(1666 - 1732)が、サルデーニャ島を領有し、サルデーニャ王国を成立させた年。
フランスにナポレオンが登場するまでには、1世紀あまりある。
この歴史ある喫茶店は、現在も創業地で営業している。

カフェ・ラッテは、創業当時、アッラ・ヴェネツィア・トリオンファンテ (Alla Venezia Trionfante) と名付けられた。
だがその後、創業者であるフロリアーノ・フランチェスコーニ (Floriano Fracesconi) の名を取り、カッフェ・フローリアンと呼ばれた。
しかし、イタリアでは、エスプレッソに牛乳をたらした、カフェ・マッキャート(caffè macchiato)の方が、一般的には普及している。
イタリアのコーヒーほとんどがエスプレッソであり、それに牛乳を加えて作ったものが、がカフェ・ラッテであり、
日本ではドリップコーヒーに牛乳を加えたものを、カフェ・オ・レ(café au lait)とフランス語で表記するのが一般的である。
だが、その表記の仕方は、絶対ではなく、現状はかなり曖昧でもある。