スコッチのシングルモルト・シリーズNo1

グレンタレットGLENTURRET(HIGHLAND) グレンスコシアGLENSCOTIA(CAMPBELTOWN)
グレンゴイン10年GLENGOYNE10yo(HIGHLAND)

グレンタレットGLENTURRET(HIGHLAND)
グレンタレット蒸留所の創業は、1775年だが、その前の密造酒時代に遡る。
ストラスアイラやリトルミルなどとともに、スコットランド最古の蒸留所の一つである。
名前の意味は、ゲール語「タレット川の谷」

この蒸留所のウイスキー・キャット・タウザーは、約24年間で、28899匹のネズミを捕らえた。
蒸留所には大麦が、大量に貯蔵されている。
その大麦を守る役目が、猫たちであり、どこの蒸留所も、ネコを飼っている。

だがタウザーのネズミ捕獲の数は、まさに驚異的。
今でも、ギネスブックに記録されている。
このグレンタレット・シェリー・エディッションは、オロロソシェリー樽で熟成。
滑らかな舌触りと、オロロソシェリーの香りが、甘やかにやさしく広がります。

グレンスコシアGLENSCOTIA(CAMPBELTOWN)
大西洋に突き出た、キンタイア半島の付け根に、キャンベルタウンはある。
19世紀初頭には、30を数える蒸留所が、町に犇めいていた。
しかし現在は悲しいかな、スプリングバンク蒸留所、グレンスコシア蒸留所と、
2004年に、キルケランを誕生させ復活した、グレンガイル蒸留所だけである。

グレンスコシア蒸留所の創業は、1832年。
このグレンスコシア・ダブルカスクは、最初にバーボン樽で熟成し
そのあと、ペドロヒメネスの、シェリー樽で仕上げる。

口に含むと、キャンベルタウンの海のしぶきと、豊かでスパイシーな味わいが広がる。
そしてペドロヒメネス特有の、ヴァニラの香気が、馥郁と薫ります。
ノンチルフィルターで46%。

グレンゴインGLENGOYNE(HIGHLAND)
グレンゴイン蒸留所は、北ハイランドと南ハイランドを分ける、ダンディーとグリーノック線上にある。
この蒸留所は、大麦麦芽の乾燥に、ピートを焚かない。
さらに大麦は、ゴールデンプロミスを使用している。

10年熟成のシングルモルトは、オーク樽で熟成し、人工着色料は使用していない。
創業は1833年で、ブレンディッドウイスキー・ラングスの、中核モルトである。
青リンゴやトフィーの風味に、ナッティーな味わいがある。

(2021年11月18日)