新入荷ウイスキー
The Owner's Cask
山崎蒸留所1989
Sherry Butt

サントリーウィスキーが、2005年に開始したのが、「オーナーズカスク」。
山崎蒸溜所と白州蒸溜所の、様々な樽材と形状の樽に、貯蔵されたモルト原酒、100万樽以上。
その中から、厳選した103樽を、ブレンダーが吟味・厳選し、樽ごと販売するサービスでした。

購入希望者は、山崎蒸留所と、白州蒸留所に新設された、専用テイスティングルームで、
ブレンダーの説明を聞きながら試飲し、樽を選ぶことができた。
当時このサービスは、大変な評判となり、安い樽で50万円、高いものは1000万円を超えた。
購入された樽は、蒸留所内の貯蔵庫で、保管・熟成され、購入者の好きなタイミングで、瓶詰してもらい、手元に送り届けられた。

チーフブレンダーの興水精一氏は、ミズナラ材を使用した1979蒸留の樽は、10樽もなく売りたくなかったそうである。
それほど、ウィスキーは氷河期にあり、窮状打開策が、世界初の樽ごと販売になったのである。
だが、その後、日本を含め、世界がシングルモルトブームとなった。

そして2010年に、このサービスは終わる。
現在、このオーナーズカスクは、日本のウィスキーが、世界で評価されるとともに、市場で大暴騰している。
幻になりつつある、希少なシングルボトルを、ご賞味ください!