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ジャノー・グランド・アルマニャック・VSOP
Janneau  Grand Armagnac VSOP

アルマニャック(Armagnac)は、フランス政府の法律「原産地呼称統制法(A.O.C.)」で定められた、三大フレンチ・ブランデーの一つである。
他の二つとは北西部に位置する、コニャック地方のコニャック(Cognac)であり、
フランス北部でリンゴから作られる、・カルバドス(Calvados)である。
アルマニャックの起源は14世紀に始まり、700年以上の歴史をもつ、世界で一番古い蒸留酒であろう。

アルマニャック(L'Armagnacc)地方は、ボルドー地方の南にあり、ガスコーニュ地方の中央に位置し、
現在のジェール県とランド県東部にまたがっている。
その名の起源はガロ=ローマ時代(Gallo‐Roman period前3世紀末~後5世紀後半)に遡り、フランス・ガスコーニュの一部を示す古い地方名称である。
アルマニャックの産地は、土の質により3つの産地、バ・アルマニャック・テナレーズ・オー・アルマニャックに区分される。

バ・アルマニャック(Bas-Armagnac)は西部に位置し、酸性で鉄分が強い粘土砂質で黄褐色の土壌をもつ。
一般にはバ・アルマニャック産のアルマニャックが最も高級とされ、フルーティーで繊細な味が特徴的である。
テナレーズ(Ténarèze)は中央部に位置し、重い粘土石灰質の土壌をもち、バ・アルマニャックより、すこしボディーが強くなる。
オー・アルマニャック(Haut-Armagnac)は、東部および南部に疎らに広がり、石灰質の土壌をもつ。

アルマニャックは白ブドウから作られる蒸留酒(オー・ド・ヴィー)であり、
主原料のブドウ品種には、ユニ・ブラン、フォル・ブランシュ、コロンバールなどがある。
蒸留はブドウの収穫後から、翌年3月31日までと決められ、アルマニャック型と呼ばれる連続式蒸留器を用いて1回蒸留される。
その後、ガスコーニュかリムーザン産のカシの樽で熟成後、アルコール40度数以上でブレンドされ、熟成期間の長短により等級が決定する。

ジャノー・アルマニャックとは
ジャノー・アルマニャックは、ピエール・エチエンヌ・ジャノー( Pierre Etienne Janneau) により、
1851年にアルマニャック地方のコンドンで創業された。
それ以来ジャノー家が代々、父子相伝でグランド・アルマニャックの奥義を伝えてきた。
現在、ジャノー・アルマニャックは、世界一古いアルマニャックとして認められ、アルマニャックの代表銘柄となる。
さらにエージングや蒸留法など、ユニークで洗練された技術が、様々な個性あふれるアルマニャックを生産し、
多くの国の市場リーダーの人気を博している。

ジャノー・アルマニャックは、「原産地呼称統制法(A.O.C.)」で認定されたワイン畑の、
バ・アルマニャックとテナレーズで摘まれた白ブドウから作られます。
蒸留は二回蒸留と連続蒸留法によるオー・ド・ヴィーから作られ、前者がフルーティーさと深みを与え、後者が繊細さ柔らかさをもたらします。
そしてマスター・ブレンダーが、ガスコーニュに眠る、古いセラーから厳選したオー・ド・ヴィーが、特有の洗練された個性を与えています。

2016年9月10日