マスター&ママの小さな旅
冬の伊豆熱川行きで落とし穴?
2021年12月19日

12月19日(日)快晴。
早朝、伊豆熱川へ向かった。
首都高から東名に入り、しばらく行くと、正面に雪化粧した富士が大きく見えた。

高速道は渋滞もなく、快適に走る。
やがて厚木が近づき、小田原厚木道へ入る。
ここはネズミ捕りが、ウジャウジャいて、好きじゃないのだが……。

渋滞なくスムーズに、車は流れていた。
途中、小さく制限速度70キロの、表示板が見えた。
だいぶ前の話だが、うっかり見落とし、スピード違反で捕まった。

通称小田厚は、えげつないネズミ捕りで、超有名な場所である。
気をつけないと、いけないねと話していた。
やがて料金所近く、前のクラウンが、制限速度70キロで、トロトロ走っていた。

追い越し車線を、次々と車が走り抜けていた。
私たちも、前のクラウンを追い越し、車線を元に戻した。
その瞬間、クラウンの屋根に、赤ランプがクルクル回った。

クラウンは私たちの車の前に来て、補助席から左手が出た。
ヤラレタッ!
覆面パトカーの指示に従う。

料金所前の広いスペースに、車を停められた。
書類を切られ、指紋をつき、さらに割り印を打たされた。
なんと断りもなく指紋とは、強圧的な対応。

まるで犯罪者扱いである。
結果、25キロオーバーで、罰金18000なり。
だまし討ちのような、交通警察隊に、怒りさえ感じた。

さらに警官は、ニコリッとしながら「気を付けて下さい」
ふざけるなッ!
日曜日の午前。

観光地へ向かう自動車を狙った、詐欺まがいのネズミ捕り。
無風快晴が、一瞬にして暗転した!
しばらく行き、小田原で高速を降りる。

さして湯河原、熱海を抜け、国道135号を、伊豆へ向かった。
途中、ソバ屋で、昼食をとる。
スマホを開け、ネットで調べると、小田厚のことが、ウジャウジャ出ていた。

ネズミ捕りにかかった人たちの、恨み節が溢れていた。
食事も終わり、伊豆半島を南下する。
左手に相模湾と、伊豆大島の雄姿を、眺めるに従い、気持ちもおさまる。

そして事故でなく、罰金で済んだのだからと納得した。
ホテルには、午後2時ころ到着。
チェックインは3時なのだが、30分前に部屋係が、部屋へ案内してくれた。

部屋は4階で、中に入ると、真正面に大島が、大きく広がっていた。
相模湾は波おだやかで、紺碧の海が、果てしなく広がる。
大島の右手後方に、利島、神津島、式根島の島影が、洋上に霞んでいた。