昔の養成所仲間が、3人で来店した!
2019年7月23日

先日、かつての劇団付属俳優養成所の仲間が、3人で来店した。
かつてと言っても、約半世紀前である。
1人は舞台俳優から始まり、日活ロマンポルノでは、スター俳優であった。

彼の映画を、山本晋也が監督し、『おくりびと』で、アカデミー賞に輝いた、滝田洋二郎監督が、アシスタントをしていた。
その後、声優で活躍し、さらにナレーションを中心に、朗読会を主催している。
現在はスタジオで、個人的に、ボイストレーニングや、朗読などを教えている。

朗読では、宮沢賢治を、ライフワークに、精力的に活動している。
もう1人は、赤坂で「赤坂プレイボックス」という、ライブスタジオを、経営していた。
そこからは、ヒロミなど、現在、実力派として活躍する、お笑い芸人たちが、次々と誕生した。

現在は、舞台装置や、美術装置などを制作し、映像なども企画構成している。
彼は私より、4歳年上だから、76歳になる。
だが現役社長は、すこぶる元気である。

趣味はトランペットで、1度生演奏を、聴いてみたいものである。
そして最後に、紹介するのは、通称「坊や」である。
劇団付属養成所では、18歳で入所したので、一番若かった。

そこで我々は、彼を「坊や」と呼んでいた。
彼は音楽が大好きで、ギターを弾いていたのを、懐かしく思い出す。
劇団付属養成所を卒業し、その後、赤坂や銀座で、弾き語りをしていたようだ。

その時、音楽関係の人と知り合い、演歌歌手などの、作曲を手掛けた。
今でも印税が入るそうだ。
その後、赤坂でライブハウスを開いていた。

その「坊や」も、今や68歳で、頭の毛も、頼りなさげであった。
彼とは養成所以来だから、50年ぶりの再会となった。
すでに、かつての養成所仲間で、鬼籍に入った人も、けっこう増えてきた。

これからこうして、昔の仲間と、何回会えるのだろうか。
機会を作って、たびたび、会いたいものである。
そのために、仲間は何時までも、元気でいてほしい!