マスター&ママの桜便り
桜の名所城山公園のさくら祭りを訪ねて
( 桶川市大字川田谷2839-11 )
2019年4月7日

城山公園に着いたのは、午後2時過ぎだった。
公園の無料駐車場に車を置き、公園へ向かった。
散策道は桜並木になり、ソメイヨシノが満開であった。
  
その奥に、緑の金網に囲まれた、グランドが見える。
グランドに近づくと、そこはテニスコートであった。
さらに行くと、子供広場があり、親子ずれが遊具で遊んでいる。
  
麗らかなお花見日和、遠くに桜咲く、広場がひろがる。
桜の下、小さなテントが、幾張りも見える。
最近は、広い公園に行くと、テントを張り、休日を楽しむ人たちが多い。
 
最近の流行りなのだろうか?
テントの中に座り、お酒を飲む人、横たわりながら、桜を愛でたり様々である。
桜の古木が並び、その奥に花壇が見える。
  
城山公園の300本の桜が、満開である。
たぶん今日が、休日最後の、花見となるだろう。
桜並木の下を行くと、黄色いビオラと、薄紅いのチューリップが、ハーモニーを奏でていた。
黄色や紫のビオラが、陽光に輝き、チューリップは、これから本格的な開期を迎える。
華やぐ花壇から、遠く眺めると、桜が匂い咲く。
風もない穏やかな休日、家族連れが桜の前で、記念撮影をしていた。
  
そして先ほど来た道を戻ると、道端に水仙が、楚々として咲いていた。
その近くの花壇に、ゼフィランサスが、純白の花を開いている。
これからは、百花繚乱の季節が、幕開ける。
  
さらに桜並木を抜けると、大池の表示が見える。
指示に従い、散策道を行くと、正面に池があり、その奥に四阿が見える。
池の中央に噴水があり、昼下がりの陽光に、煌めいている。
  
池には水鳥たちが泳ぎ、水面に模様を描いていた。
池畔に親子連れが座り、お父さんが、釣り糸を垂らしている。
でも釣果がないのか、男の子は退屈そうだ。
 
それから城跡広場に向かう。
散策道脇の広場にも、テントがカラフルに、並んでいる。
この先に、14世紀の鎌倉時代に築城された、「三ツ木城」があったようだ。
 
東西120メートル、南北110メートルの平山城であった。
城主は、源頼朝の臣下・足立遠元とも、岩槻城主の大田氏に仕えた、石井丹後守との説もある。
城山公園とは、この城跡に由来しており、総面積10.3ヘクタール、桶川市最大の面積を誇る総合公園となっている。
 
そして大池の池畔をぐるりと回る。
池畔の野草が芽吹き、その中に深紅の花が咲いていた。
その向こうに見える、四阿の中に、行楽を愉しむ姿が見えた。