埼玉県飯能市・天覧山中央公園へ桜見物
埼玉県飯能市山手町217-1
2018年4月1日

都内の桜の盛期は過ぎ、すでに葉桜になり始めている。
そこで桜を求めて、、埼玉県飯能へ出かけた。
圏央道の狭山日高でICで降り、一時間足らずで目的地・
飯能中央公園に到着した。
 
時間は午後一時頃、大きな駐車場は、満車状態。
順番待ちして、車を駐車場へ停める。
桜は見事に満開であった。
桜の薄桃色の下に、大勢の人たちの姿が見える。
公園に近づくと、家族連れや老若男女が、桜の下で楽しそうに、お酒を飲み、お弁当を食べていた。
青空からは、燦々と陽光が降り注ぐ。
桜の花と青空は、美しい輝きを放つ。
中央広場にステージが建ち、マイクを握る女性の声が響く。
そして、大きな旗が青空にそよぎ、大音量に合わせ、若者たちの演舞が舞う。
公園は広く、屋台がたくさん、店開きをしている。
祭りには、昔馴染みの屋台が似合う。
少しいかめしいお兄さんや、派手目のお姉さんが、祭りのハレにふさわしい。
2018年3月31日~4月8日 の期間、飯能さくらまつりが開催される。
まさに天覧山の麓、中央公園は、桜の最盛期である。
天覧山から中央公園にかけて、約400本のソメイヨシノが咲き誇るという。
そして午後5時になると、ボンボリが灯り、午後10時まで、夜桜を愉しむことができる。
昼間の桜は絢爛だが、夜の桜は、幻想的で妖艶である。
そして桜吹雪となって、散り敷かれた桜は、不気味でさえある。
  
公園の空堀に架かる、木橋を渡ると、子供の遊び場もあり、アスレチック遊具で、子供たちが遊んでいた。
子供たちが遊具で、真剣に遊ぶ姿を見ると、こちらのほうが、何処かほっとする。
野外で健康的に、子供が遊ぶ姿を、見る機会が少なくなったからだろう。
  
私たちの子供のころ、子供たちは、毎日、野外で遊んでいた。
部屋の中で遊んでいると、「子供は外で遊びなさい!」と、叱られたもの。
その遠い記憶の、ノスタルジーもあるのだろう。
  
アスレチック遊具の奥に、鉄腕アトムの像があった。
桜の花を背景に、青空に右手を突き上げている。
この像は1983年に、飯能青年会議所・10周年記念事業の一環として、建てられたようだ。
 
飯能には池袋にかつてあった、芸術家村池袋モンパルナスのような場所がある。
そして飯能には、有名な漫画家さんが住み、みんなで協力して作ったのであろう。
当初は近くにある、能仁寺の敷地内の公園にあったが、2003年にこの地に移転された。
 
飯能さくらまつりの開催中の、4月7日は、鉄腕アトムの誕生日。
この像の前で、大勢の子供たちが、記念撮影をするであろう。
その鉄腕アトム像の横に、見事な枝垂桜が咲き、21世紀記念植樹の、石碑が建っていた。。
 
そして中央公園から、道路を渡ると、小さな池があった。
池の水面に、桜の花びらが浮かび、美しい文様を描いている。
そして水面に、桜の木々が、逆さ絵を描いていた。