1合の牛乳が、痛風に効く?
2018年1月26日

作家の高橋三千綱さんは、かつて毎日6合の酒を飲み続け、アルコール性肝炎になった。
そののち肝硬変になり、医者から余命4ヶ月と、宣告された。
だが担当医の態度に腹をたて、治療を拒否する。

そして半年の間、禁酒をして、病気を克服したという。
私もかつて、毎日の酒が原因で、アルコール性肝障害になった。
毎日、1升くらいの汗をかき、背骨に激痛が走り始めた。

そんなある日のこと、エビ状態になりながら、トイレに行った。
すると、コーラ色の尿が、便器を染めた。
病院へ行くと、すぐ入院だと言われたが、バーを経営しているので、入院はできないといった。

すると高齢の女医さんは、毎日、点滴をしなさいと。
仕方なく、女医さんの言う通り、通院して点滴をすることにした。
その間、約半年、禁酒をすると、病気は収まった。

それからは、高血圧で3ヵ月ごとに、病院に行く以外は、いたって健康である、。
ところが、4年くらい前であろうか。
朝起きると、左足に激痛が走った。

見れば、足の親指の付け根から、足全体が腫れている。
これはただ事でないと思い、近くの整形外科へ行く。
診断は、典型的な痛風であると。

痛み止めをもらい、数日経つに従い、足の腫れがひき、痛みが消えていった。
そして1年すると、今度は右足が腫れ、激痛が走った。
また痛風が出たのか。

今度は前回の病院ではなく、違う病院へ行った。
そして無機質な顔の若い医者に、診察してもらい、痛み止めをもらう。
その1週間後、予約した時間に、診察してもらった。

前回と同じ、鉄仮面のような無表情な医者が、患部を診ることもなく言い放つ。
「酒飲んでるでしょ。治す気がないんじゃないの」
私はその態度にムッと来た。

この若造! 年長者に対して失礼なッ!
言葉遣いを教えてやろうかと、年甲斐もなく腹が立った。
だが、そこは還暦過ぎの年寄り、こらえて我慢した。

ならばこの病院はやめよう。
どうせ痛み止めを飲み、痛みが消えるのを、待つだけなのだから。
そして他の病院へ行くのも止め、痛風を静観することにした。

するとテレビの「ためしてガッテン」という番組で、痛風を特集していた。
痛風は、毎日、1合の乳製品を飲めばよいと、言うではないか!
1合の乳製品が、血液の中の結石を、体外に押し流してくれるらしい。

それ以来、毎日、1合以上の牛乳を飲んでいる。
あれから3年、幸いに、痛風は発症していない。
これは果たして、偶然なのか、牛乳が効いているのか、定かではない!