板橋区大山の飲食店は世代交代?
2018年1月18日

去年、私の店の近くにある、パブ「ベーキングパウダー」、スナック「笑右」、焼き鳥屋「かめや」、そして「扇鮨」さんが閉店した。
鮨屋さんは私の店より、10年くらい早い開店であろうか?
パブは古く、音楽好きで個性的な主人が、私の店より、2年早く開店した。

スナックと焼き鳥屋さんは、私の店の10年くらい後輩であろう。
それにしても、ここ最近、ばたばたと閉店が続く。
今年になり、近くのホルモン焼き屋さんの、店の灯が消えている。

この店も代替わりして、現在は三代目である。
今の主人になって、15年くらい経つであろうか?
さらに去年、お店のお客様が、「パブスナック『J』も、来年の3月で、閉店だそうだよ」と。

店の主人から、直接に聞いたというから、間違いないだろう。
このパブスナックも、私の店より、10年くらい先輩であろう。
近くにある、病院の看護師さんが、贔屓の店だった。

それにしても、ここ最近、古い店の閉店が続き、寂しい限りである。
それも店主は、ほとんど私と同世代である。
飲食店が、長く続けることの難しさを、いまさらながら教えられるようだ。

時代が移り、時代のニーズが変わる。
さらに後継者の問題や、健康管理のこともある。
私の店も、今年で34年目を迎える。

振り返れば、よくここまで、続けられたものである。
その第一番は、病気になることなく、身体が頑強であったことに、尽きるだろう。
これから何年、店を続けることが、できるのであろうか?

お客様が、「マスター、子供を連れて飲みに来るから」
でもその子供は、去年、生まれたばかりだ。
「それは無理。私たちはこの世にいないよ!」

すると他のお客様が、笑いながら、
「マスターは死なないですよ! マスターのお葬式に、私たちが行くのでなくて、マスターが、僕たちのお葬式に来ます!」
「それはないね。順番があるから」

大山の飲食業界の地図が、大きく変わり始めている。
そして閉店と新規参入が、目まぐるしい。
私の店も、大山の化石にならないように、頑張らねばと、思うこの頃である。