PCがクラッシュ、長い一か月
2015年6月24日


1ヶ月ほど前、お店のPCが突然動かなくなった。
今年の1月、XPが不安定になり、VISTAへバージョンアップし、苦労したばかりである。
それがまたもや、クラッシュしてしまった。

7年間使い続けたPCも、そろそろ寿命と考え、修理することを諦め、最新スペックに買い替えることにした。
となるとHP作成ソフトは、バージョンが古くなり、最新スペックは読み取れなくなる。
そこで仕方なく、最新のHPソフトを購入することにした。

注文をして暫くするとPCが届くが、調子が悪く返却する。
そして1週間足らずで、修理後のPCが届く。
早速最新のHPソフトを、PCへインストールし、HPを更新する。

ところが何回ファイルを転送しても、更新ができない。
HPソフトのサポートセンターへ連絡すると、サーバーが一杯で、転送が出来ないとのこと。
HPのファイルを削るか、サーバーの容量を上げるしか、方法はない。

そこでサーバーへ連絡すると、容量を増やすことはできないが、より容量の大きな他のサーバーへ、移行することは可能という。
仕方なくサーバーを替え、大きなサーバーへ切り替えることにした。
そこでまずはHPのすべてのファイルを、ハードデスクでバックアップする。

その後、サーバーを切り替え、HPを更新した。
ところがバックアップしたファイルが消えていたり、画像が立ち上がらないところが無数にある。
どうやら古いファイルが、新しいスペックで読み込めていないのだ。

すると今度はインターネットが繋がらなくなる。
プロバイダーへ連絡すると、ルーターの接続が悪く、すったもんだの末、何とか開通した。
悪いときには、腹立たしいことが重なるもの。

HPが更新できない苛立ちも手伝い、PCの不調は神経を逆なでする。
そしてまたHPとの格闘が続いた。
HP会社のサポートは、帯に短く襷に長く、余り役に立たない。

ここは自力で、何とかしなければと、覚悟を決める。
するとHPの旧バージョンを、丸ごとコピーしてくれるフリーソフトを発見。
このソフトへでバックアップしていたファイルを、読み込んでもらうと、綺麗にHPファイルを、すべてコピーしてくれた。

そこからファイルを引き出し、ページを一つずつ作成し転送をする。
手探りの遅々とした作業だが、確実に仕事は進む。
確実に進むことで、時間がすべて解決してくれると思うと、焦りは薄れ気持ちが落ち着く。

そして膨大な時間の末、HPの5分の4は復活した。
PCとの長い格闘の末、教えられたことは、アナログは人間味にあふれ、デジタルは冷徹であると。
だが長いHP復活劇で得たものもある。

14年前のファイルを見ると、自分のPC能力が、少しずつ向上している。
さらにかつてHPに登場した人たちが、私も含め若く溌剌としていた。
今は消息も分からない人たちもいて、14年の歳月の長さを実感する。

このHPに登場する人たちに、ショットバー・ピーポッポは支えられ、開店以来30年を、10月に迎えることができる。
HPを作成して約14年。
長い間、皆様に支えられ、ここまでこられてこられたことに、改めて述懐しながら感謝をする。