季節の実りの贈り物
2015年12月1日

昨日、店が開店してまもなく、宅配便が届いた。
はて? 何か注文したかなと、四角い段ボールを見ると、高山村りんごの文字が躍っている。
今年も長野県高山村から、秋の味覚を送ってくれたのだ。

先日、夏の終わりに、暗紫色に光る、たわわな葡萄を、いただいたばかりである。
しっかりと梱包された、段ボール箱の封を、カッターでゆっくりと切る。
そして箱を開けると、リンゴの芳香が広がった。

緑色のビニールシートを外すと、リンゴの鮮紅色が眩い。
手に持つとずしりッと重く、きっと中に蜜がたっぷりと、凝縮されているだろう。
冷蔵庫に入れ、来店したお客様に、出してさしあげた。

産地直送、只今到着のリンゴは、予想通りリンゴの芯の辺りに、黄色い蜜が充満している。
私もリンゴの皮を剥き、リンゴを口の中へ。
リンゴのコリッと乾いた音の後、サクりッと噛む。

リンゴの爽やかな香りと、新鮮なジュースが溢れ、レモンハニーの甘さが広がった。
高山村産のリンゴの収穫が終わると、高山村に本格的な冬が訪れる。
今年も季節の贈り物を、ありがとうございました。