信州須坂から、秋の味覚、リンゴの贈り物
2012年10月29日


29日こと、メールをチェックしていたら、信州のKさんから便りがあった。
Kさんの家は果樹園農家で、様々な果物を作っている。
夏は巨峰、秋はリンゴを出荷している。

Kさんの住む須坂は、信州の北東部に位置し、北に上れば新潟も近い。
典型的な内陸性気候で、夏は暑く冬は寒い。
その寒暖の差の大きさ、夏の強い日差しと、雪解け水の豊かさが、豊かな実りを齎してくれる。

Kさんは3年位前、転勤で私の店の近くの社員寮へ引っ越してきた。
それ以来、私の店へ度々来店し、信州の友達や会社の同僚を誘って来店してくれた。
Kさんはモルトウイスキーやカクテルが好きだった。

そして今年の4月頃、会社を辞め須坂に帰り就職をした。
去年の夏も果樹園で稔った巨峰を、店に届けてくれた。
2カ月ほど前、会社の出張のついでに、かつての同僚と店に立ち寄ってくれた。

その時「マスター、秋になったらリンゴを送りますね」と約束してくれた。
そのリンゴが大きな段ボールに一杯、信州から届いたのだ。
あどけない童のほっぺのように赤いリンゴが、艶やかに箱の中に収まっていた。

Kさん、たくさんのリンゴをありがとうございました。
3年前、須坂から小布施を旅した時を思い出しながら、信州の秋を味わいます。
信州は黄葉紅葉に彩られ、折り重なる山の峰々は、すでに銀雪が耀いているでしょうか・・・・・・。