Today's Comment
September.2014.09


余りにも劇的な、デレク・ジーターのサヨナラ安打!
2014年9月27日

昨日の午前11時にテレビをつける。
するとMLBの中継が画面に現れた。
試合はオリオールズとヤンキースの一戦。

9回表、オリオールズの攻撃であった。
ヤンキースの先発黒田は好投し、8回まで投げ抜き、強力なオリオールズ打線を2点に抑えた。
そして9回からピッチャーは、クローザーのデビッド・ロバートソンがマウンドにたつ。

試合は5−2でヤンキースがリード。
誰もがヤンキースの勝利を確信していた。
しかしデビッド・ロバートソンは、アダム・ジョーンズ、スティーブ・ピアースに本塁打を浴び同点にされた。

この時点で、今季の黒田の12勝目が消えた。
そして9回裏のヤンキースの攻撃。
先頭打者のホセ・ピレラが、3遊間を破りレフト前へクリーンヒット。

続くブレット・ガードナーが、絶妙な送りバンドを決め、走者は2塁へ進塁した。
そして今日の主役・デレク・ジーターが登場した。
まさかのジーターの打席に、ヤンキース・スタジアムは昂奮の坩堝となる。

その後一瞬、ヤンキース・スタジアムが静寂に包まれる。
ピッチャーは、キャッチャーのミットへ、初球を投じた。
するとデレク・ジーターは鋭く振り切り、打球は1−2塁間を破り、ライト前に抜ける。

2塁ランナーは俊足を飛ばし、一気にホームを突く。
ライトからの返球は僅かに左にそれ、間一髪でホームへ滑り込み、サヨナラ勝利を飾った。
球場は大歓声に揺れ、ヤンキースの選手全員が、デレク・ジーターを迎えた。

この劇的な瞬間を、誰が想像できたであろうか。
同点に追いつかれたことで、デレク・ジーターに打線が廻ることは確信できた。
だがデレク・ジーターがサヨナラの主役になればと願いはしても、それはハリウッド・エンディング”の出来過ぎ。

余りにも劇的で、あり得ないことである。
だがその奇跡を呼び起こすのが、Mr.MLBと称賛される男の、偉大さなのであろう。
名遊撃手・デレク・ジーターは今季限りで引退し、メジャーリーガー20年の現役生活に別れを告げる。

そして今日がデレク・ジーターのホームグランドでの最終戦であった。
球場の観客は立ち上がり、デレク・ジーターの最後の舞台を称え、惜しみない拍手を送る。
オリオールズの選手たちも、笑顔を浮かべながら拍手をしている。

場内は拍手と歓声と涙に溢れている。
ヤンキースのベンチ前には、かつてヤンキースの名指揮官・ジョー・トーリ監督が待つ。
そして究極のクローザー・マリアーノ・リベラの笑顔が見える。

さらにアンディ・ペティットやホルヘ・ポサダなど、かつての盟友たちがデレク・ジーターを祝福している。
デレク・ジーターの顔は爽やかに、大きな仕事を終えた男の目は、優しく澄んでいた。
球場にはデレク・ジーターが好きな、フランク・シナトラが歌う「マイウェイ」が流れていた。



振り返ってみれば30年
2014年9月24日

先週の金曜日、早起きして保健所へ出かけた。
早起きと言っても、夜が遅い商売なので、一般の人には朝寝坊になるのだが。
昼下がりに家を出る。

燦々と降り注ぐ陽光も優しく穏やかだ。
さすがに秋のお彼岸も近い9月の18日。
遠くで聞える蝉の声も、名残のもの哀しさが響く。

吹きわたる風は爽やかに、そして金木犀が秋の匂いをのせて流れ去る。
駅に続く真っすぐな石畳の歩道を歩く。
街路樹の欅の葉叢が陽光を浴び、風に揺れながら葉裏の緑が照り映える。

午後の1時過ぎ、歩道を歩く人影も少ない。
今日は保健所で、営業許可の更新手続きをする。
6年毎の更新手続き、今年で5回目を迎える。

振り替えれば開店してから、30年の歳月が流れている。
一日一日の長い繰り返しの積み重ねが、30年の時を刻んだ。
30年は長いようだが、それ程に長いとは感じない。

しかしかつて若かったお客さまも結婚し、その子供たちが店に来店する時など、その長さを実感する。
さらに鬼籍に入ったお客さまも何人もいる。
私にも3人の子供がいる。

今はすでに社会人になっている。
子供の成長を見るにつけ、自分たちが歩んできた、道のりの長さを、具体的に実感する。
さてこれから先、営業許可の更新を、何回出来るであろうか?

時折、数年ぶり、あるいは10年ぶり、更に長きは20年ぶりのお客様が訪れる。
半信半疑で店に入り、昔のままの姿を見て、嬉しそうに浮かべる笑顔が、私たちへの贈り物である。
身体と歳と相談しながら、これからも出来るだけ多く、営業許可の更新をしたいものである。




バディ・ホリー&エルビス・コステロ、そしてダイアナ・クラール
2014年9月19日

Elvis Costello
先週の金曜日のこと。
深夜の12時過ぎに、男女のカップルが来店した。
その後、待ち合わせた男性が現れる。

そして3人は乾杯し、深夜の飲み会が始まった。
すると一番隅に座っていたお客様のKさんが、3人の内で後から来店した、若い男性に声を掛けた。
「横から話しかけて済みませんが、その眼鏡、バディ・ホリーの眼鏡とそっくりですね」

だが当人はそのバディ・ホリー(Buddy Holly1936年 - 1959年)のことは知らなかった。
それは仕方がないこと。
その人物は今では伝説の歌手である。

飛行機事故により、22歳の短い生涯を閉じた、米国の元祖的ロックンローラーであった。
エルヴィス・プレスリーに敬愛され、ビートルズにも影響を与え、、ミック・ジャガーにロックンロールの天才と謳われた、偉大な歌手である。
ビートルズの名前も、「バディ・ホリー&ザ・クリケッツのクリケッツ(BUDDY HOLLY AND THE CRICKETS)」の、
「CRICKETS(こおろぎ )」の影響でつけられた名前である。

バディ・ホリーは決して男前ではないが、角ばった眼鏡が顔にアクセントをつけている。
若い男性の眼鏡を見て、私はKさんに言った。
「その眼鏡、エルヴィス・コステロのに似ていますね?」

するとKさん「その通りです。エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)の眼鏡は、バディ・ホリーがモデルなんですよ」
エルビヴィス・プレスリーとキューバのカストロをもじったような、変てこな名前のエルビス・コステロは、
37年くらい前、ファースト・アルバムが日本で発売され、購入した記憶がある。

もともとはコンピューター技師と言う、変わった経歴を持つ英国の歌手であった。
そこで私はKさんへ「エルヴィス・コステロの奥さんを知ってます?」ときいてみた。
Kさんは博学で多趣味なのだが、エルヴィス・コステロの奥さんのことは知らなかった。

人にはそれぞれ、知識の穴があるから面白い。
「ダイアナ・クラールと言うジャズシンガーでピアニスト。そして凄い美人ですよ」
Kさんは携帯で検索すると、すぐウキペディアが出て来た。

Kさんもその美人振りに納得。
カナダ出身には美人歌手が多い。
セリーヌ・ディオン、 ホリー・コール、ソフィー・ミルマン、ジョニ・ミッチェルもそうである。
ダイアナ・クラールは私の好きな、ジャズシンガーの一人である。




モーレ・ラファージュ&雄さんの思いで

こちらからどうぞ↓
http://www.p-poppo.jp/1diary2014-09-14-yousan.html
2014年9月15日




カシャッサとカイピリンニャ、そしてる9月13日はNational Cachaca Day !

こちらからどうぞ↓
http://www.p-poppo.jp/1sake-cachaca.html
2014年9月12日




Rare Bottle!
Mauret Lafage Selection
(モーレ・ラファージュ・セレクション)
2014年9月10日

20年以上前に仕入れたコニャック!
今は亡きブランデー好きの紳士が、こよなく愛飲していたものです。
最高のブドウから造られた、深い薫りと優美な熟成感をお楽しみください。
写真の説明文はボトルケースの裏に、記載されていたものです。





今日は中秋の名月、だが夜は無情の雨
2014年9月8日

今日は旧暦の8月15日、新暦9月8日にかさなるのは、38年ぶりのようである。
例年なら9月中旬から、10月上旬になることが多い。
朝から今にも雨が降り落ちそうな曇り空。

天気予報も夜には、雨模様になることを伝える。
残念ながら宵闇に月は、望めないであろう。
今日の宵に見る月が、中秋の名月なのだが。

古来から貴族などの間では、観月の宴が繰り広げられた。
庶民の間でも、里芋や月見団子を供え、ススキを飾り十五夜を愛でる。
煌々と光る月が時折雲間に隠れ、そして雲が流れ去る瞬間、暗紫色の空にひときわ満月の輝き増す。

子供ながらも、幻想的な景色に感動をした。
立秋が過ぎ中秋が訪れ、山々は秋色を深くする。
数年前に旅した、箱根仙石原の一面のススキ原と、大きな月の輝きを思い出す。




名残の夏から秋へ
2014年9月6日

夕靄も近い頃、春は桜の名所である、近くの公園を歩く。
木々の緑はすでに、ところどころ黄色に変色し始めていた。
このところの雨に打たれ舞い落ちた葉は、赤銅色や黄色の枯葉になっていた。

その枯葉の色鮮やかな絨毯を踏みしめると、カサカサと乾いた音が響く。
すると柔らかく微風が吹き流れて来た。
桜の老樹の葉叢がそよぎ、微かに聞える葉擦れの音が風情を添える。

遠くでアブラゼミの鳴き声が、ひと際強く響いた。
その鳴き声はすでに、名残の寂寥を響かせていた。
人気ない公園を通り抜けると、空から一条の陽光が降り注ぐ。

振り仰ぐと、薄灰色に包まれた雲間から、陽光が漏れ輝いていた。
そこだけは青空が広がり、その回りの雲を金彩に染めていた。
錦繍に萌える秋も、足早に近づいている。




明治の殿さま遊び「飲抜無尽」
2014年9月4日


こちらからどうぞ↓
http://www.p-poppo.jp/1sake-meiji-mujin.html



ヴァン ウィンクル ファミリー リザーブ 15年
VAN WINKLE FAMILY RESERVE 15yo
2014年9月1日

オールド・リップ・ヴァン・ウィンクル・ディスティラリー社の歴史は、1800年中頃までさかのぼります。
以来ヴァン・ウィンクル家の伝統を受け継ぎ、現在では数少ない独立系の由緒在るバーボン・メーカーとして世に知られています。
現在は3代目ヴァン・ウィンクル3世が、昔と変わらない手作り製法で、クオリティの高いウイスキーを送り出しています。

コーンの他に小麦を原料に使い、ライ麦は使用していないとのこと。
オーナーのヴァン・ウィンクル3世が、原料の選定・熟成・瓶詰めまですべて管理、
厳しい選定眼を潜ったボトルのみ、出荷されるスタイルを変えることなく、現在に至っております。
(業者より引用)

このボトルは20年くらい前に購入したものです。
現在は滅多に市場に登場しません。
ボトルナンバーも1149です。
バーボン好きにはたまらない、通好みのバーボンを、お愉しみください!


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