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October.2014.10
蔵の町、小江戸川越祭を訪ねて こちらからどうぞ↓ http://www.p-poppo.jp/1diary2014-10-19-kawagoematuri.html |
新入荷!ビッグスモーク 46 [The Big Smoke 46] アルコール度数: 46% 2014年10月27日 .『ビッグスモーク』は、ずばりスモーキーをテーマにつくられたブレンデッドモルトウイスキーです。 アードベッグをはじめとした特にスモーキーなアイラモルトのみを厳選し、46%でボトリングしたまっすぐなウイスキーです。 アイラ島の空気を感じさせる潮の香り、ピート(泥炭)の香ばしいスモークと、 フルーティーな甘さが見事に調和した刺激的でありながら、バランスの良いウイスキーです。 『ビッグスモーク 46』は、香りは甘いピート、ワイルドハーブ、グレープシード、バニラに、シトラスと林檎が軽やかさを与えています。 味はピートスモーク、トフィー、リコリスキャンディ、タール、クレオソートとシトラスでバランス良く、 ハイボールではシトラスが際立ち、1杯目にぴったりな爽快感のある味わいとなります。 (業者より引用) |
秋の訪れ、コスモス畑を訪ねて 2014年10月17日 こちらからどうぞ↓ http://www.p-poppo.jp/1diary2014-10-12-konosu-cosmos.html |
外科医も料理人もシェフ? 2014年10月11日 Photo:Botran Solera 1893 Rum The Republic of Guatemala in Central America 先日、近くの病院に勤務する、心臓外科医のSさんが来店した。 私は知り合いの娘さんが、心臓の難病で岡山大学まで、東京から通っている話をした。 するとSさんはすぐその担当のお医者さまの名前を言った。 その分野で最先端の医師であり、Sさんは群馬県の病院に勤務している時、その医師のお弟子さんと仕事をしていた。 Sさんはアイリッシュ・ウイスキーと、モルト・ウイスキーが大好きである。 やがて飲み進むうちに、職人の話題になった。 私がかつて見たテレビで、イタリアの有名な菓子職人が、「私のお菓子は芸術だとは思わない。 私は職人であり、私の作ったお菓子を、喜んで食べて頂くことに誇りを感じる」と語っていた。 すると外科医のSさん「料理人もシェフと言われますが、外科医もシェフと呼ばれます。 切ったり貼ったり移植したりする職人なんですね」 私もバーを経営して30年がたち、まさに職人一筋になって来た。 職人には完成がなく、永遠の未完。 だからこそ職人は、謙虚に努力し続けることが、出来るのであろう。 努力することが習慣となり、細かな途切れることのない作業の連続である。 その長い仕事の先に、見えなかったものが、少しずつ姿を現すような気がする。 そして1昨日の10月9日は、私の店にとって、特別な一日であった。 |
日一日、秋は深まる 2014年10月4日 shotbar p-poppo special mojito cocktail 昨日の午後4過ぎに家を出る。 すでに日は大きく傾き、爽やかな風が吹き流れて行く。 近くの公園の木々の影が、地面に深い模様を刻んでいる。 なだらかな下りの坂道を歩くと、路上に自分の人影が長く伸びる。 その影の足は異常に長く、巨人国の住人のようで愉しい。 陽光は西へ大きく傾いているが、秋空は広く高く広がっている。 さらに駅へ続く道を進むと、首都高近くの公園の前に出た。 木々は陰翳を深くし、見上げると梢の葉叢は、黄葉し始めている。 遠くから鈴虫の鳴く声が涼しげに響く。 交差点で信号待ちをしている間、途切れることもなく車が走り去る。 フロントガラスに西日が反射し、鏡のように眩しい。 公園ではたくさんの落ち葉が、地面に美しいモザイク模様を描く。 彼岸過ぎのこの頃、午後5時半頃になれば、日はすっかり落ち、薄青紫の空に月も輝く。 すでに北海道に初雪が降り、朝には零下になるところもある。 やがて北の国の山々は、満艦飾に燃え上がるであろう。 日一日と秋は確実に深まりつつある。 |
余りにも劇的な、デレク・ジーターのサヨナラ安打! 2014年9月27日 昨日の午前11時にテレビをつける。 するとMLBの中継が画面に現れた。 試合はオリオールズとヤンキースの一戦。 9回表、オリオールズの攻撃であった。 ヤンキースの先発黒田は好投し、8回まで投げ抜き、強力なオリオールズ打線を2点に抑えた。 そして9回からピッチャーは、クローザーのデビッド・ロバートソンがマウンドにたつ。 試合は5−2でヤンキースがリード。 誰もがヤンキースの勝利を確信していた。 しかしデビッド・ロバートソンは、アダム・ジョーンズ、スティーブ・ピアースに本塁打を浴び同点にされた。 この時点で、今季の黒田の12勝目が消えた。 そして9回裏のヤンキースの攻撃。 先頭打者のホセ・ピレラが、3遊間を破りレフト前へクリーンヒット。 続くブレット・ガードナーが、絶妙な送りバンドを決め、走者は2塁へ進塁した。 そして今日の主役・デレク・ジーターが登場した。 まさかのジーターの打席に、ヤンキース・スタジアムは昂奮の坩堝となる。 その後一瞬、ヤンキース・スタジアムが静寂に包まれる。 ピッチャーは、キャッチャーのミットへ、初球を投じた。 するとデレク・ジーターは鋭く振り切り、打球は1−2塁間を破り、ライト前に抜ける。 2塁ランナーは俊足を飛ばし、一気にホームを突く。 ライトからの返球は僅かに左にそれ、間一髪でホームへ滑り込み、サヨナラ勝利を飾った。 球場は大歓声に揺れ、ヤンキースの選手全員が、デレク・ジーターを迎えた。 この劇的な瞬間を、誰が想像できたであろうか。 同点に追いつかれたことで、デレク・ジーターに打線が廻ることは確信できた。 だがデレク・ジーターがサヨナラの主役になればと願いはしても、それはハリウッド・エンディング”の出来過ぎ。 余りにも劇的で、あり得ないことである。 だがその奇跡を呼び起こすのが、Mr.MLBと称賛される男の、偉大さなのであろう。 名遊撃手・デレク・ジーターは今季限りで引退し、メジャーリーガー20年の現役生活に別れを告げる。 そして今日がデレク・ジーターのホームグランドでの最終戦であった。 球場の観客は立ち上がり、デレク・ジーターの最後の舞台を称え、惜しみない拍手を送る。 オリオールズの選手たちも、笑顔を浮かべながら拍手をしている。 場内は拍手と歓声と涙に溢れている。 ヤンキースのベンチ前には、かつてヤンキースの名指揮官・ジョー・トーリ監督が待つ。 そして究極のクローザー・マリアーノ・リベラの笑顔が見える。 さらにアンディ・ペティットやホルヘ・ポサダなど、かつての盟友たちがデレク・ジーターを祝福している。 デレク・ジーターの顔は爽やかに、大きな仕事を終えた男の目は、優しく澄んでいた。 球場にはデレク・ジーターが好きな、フランク・シナトラが歌う「マイウェイ」が流れていた。 |