(パソコンで描いてみました)

2011年8月9日
早いもので、暦の上では、昨日が立秋

だが秋風など吹くはずもなく、部屋の外はじりじりと、焼け付くような暑さだ。
先週までの凌ぎよい天気は一変、また元の猛暑がぶり返した。

毎日朝早くから、遠くで蝉のミーンミーンと、透明度のある鳴き声が聞える。
やがて外の喧騒が聞え始めるとともに、日差しも強くなり、気温もぐんぐんと上昇する。
昼下がり外に出れば、隣の公園では、アブラゼミの鳴き声、ジージージーの大合唱。

今年は蝉の鳴き声が、例年に比べ多いような気がする。
するとにわかに、空は黒く厚い雲が垂れ込め、遠雷が聞えて来た。
そして一瞬の内に、空は光を失い、一気に大きな雨粒が、激しく降り落ちる。

まるで南洋のスコールのように、激しく音をたて、地面は雨を弾き、道路は一瞬の洪水。
地球温暖化が叫ばれ始めて以来、日本はさながら、亜熱帯気候である。
暫くすると雨足は柔らかくなり、雨は小降りになり始めると、空にはまた日が戻り始める。

今までの雨が嘘のように、空に青空が戻り、太陽が灼熱の日射しを降り注ぐ。
油断できない夏の天気。
不安な天気は悪戯者。
そんな天気に振り回されず、毎日の元気とエネルギーで、この夏を乗り切ってください。